というわけで、ネタは一段落ですが、項目を作っておきながらひとつも投稿のない「登山」書庫がふと気になったので、過去に登った山の写真をちょこっと載せておきましょう。
過去写真をサルベージしてみたら、2005年の富士登山の写真が出てきました。恐らく、登山らしい登山というのはこれが初めて。と言っても、それらしい道具はいくつか持っていたので、新調したのはザックくらいでしょうか。この時は、新7合目の御来光山荘に1泊し、2日目に登頂する計画でした。
事前にかなり下調べをし、知識だけで頭をいっぱいにして登った記憶があります。12年前ですから、まだ若かったですね。
小僧が産まれてから山登りらしいことはしていないので、この時から考えると登山歴というのは12年のうちの半分ほどにすぎないのですが、小僧が大きくなって歩けるようになったら、一緒に行けるところから再開していきたいなと思っています。
【バスで5合目に到着すると、霧で包まれていました】
5合目では30~60分滞在して、空気の薄い高所に体を慣らすのがセオリー。初めは座って。それから少しずつ歩き出して、体を慣らしていきます。
富士宮口から登りましたが、富士宮口は6合目に向かう最初から、それなりの角度の斜面になっています。ここで、呼吸を荒げてしまうと、一気に高山病のリスクが高まりますから、ゆっくり登り始めるといいでしょう。特に子供ははしゃいでどんどん歩いてしまうことが多いですから、セーブすることが重要です。
【6合目でもまだ、もやってました】
夕方になると、ようやく周りが見渡せるようになりました。
【雲海が見えますね。斜面はこうして見ると、やはり急ですね】
さて、小屋泊まり一泊ですが、我が家では新7合目の御来光山荘が定番になっています。ここは標高があまり高くないのですが、それによるメリットとデメリットがあります。
メリット1:寝ている間に高山病になるリスクを減らすことができる
メリット2:5合目から近いので、遅い出発でも余裕をもって到着できる
メリット3:寝ている間に身体を慣らすことができる
こうした考えで、御来光山荘にお世話になっています。
逆にデメリットですが
デメリット1:2日目の行程が厳しい
これに尽きます。
富士山富士宮口は、山小屋がほぼ等間隔にあるので、普通の人なら50分前後でそこをあがることができ、ペースがつかみやすいと思います。
ちなみに、5合目~6合目~新7合目~元祖7合目~8合目~9合目~9号5勺~頂上と8段階ありますが、新7合目からだと5段階上がることになります。およそ4時間といったところでしょうか。このペースで登る人だと、下りは3時間ほどかかりますから、休憩時間を入れると8時間ほどの行動時間になります。
上の山小屋に泊まれば、この行動時間を短くできますし、その分疲労も軽減できますから、さらに行動時間の短縮につながります。ただし、高山病のリスクと隣り合わせです。
まあ、下の方でも御来光は十分見ることができますから、我が家はこんな感じで登っています。
【もうすぐ日の出】
【稜線に御来光】
翌日は抜けるような青空でした。
【足下は溶岩です】
続々と登ってきます。下を見ると、山小屋が点々とありますね。
【左隅に見えるのは宝永山です】
この時は、6時間かけて頂上に到着しました。かみさんが超スローペースなので。
一度、単独で登った時には、6時間で5合目から山頂を往復して、下山バスに乗っていました(´▽`)
【噴火口は迫力があります】
【旧測候所】
【山頂の碑です】
この時は、下山ルートを御殿場ルートにし、4時間半ほどで下山。行動時間は実に12時間に及びました。
【雲に富士山の影が映っていますね】
5合目の案内図です。
【まだ、この看板、あるのかな】さて、ようやく小僧とかみさんが起きてきたので、出発の準備を始めましょう。そろそろこの夏あたりは、どこかに登山に行ってもいいかもしれませんね。