安倍川花火大会は、戦没者慰霊と鎮魂、復興への祈りを込めて昭和28年に始まりました。今年で64回目だそうです。何年か前には大雨で1か月延期になったことがありますが、それ以外は順調に行われているだけに、なんとか天気にはもってほしいところです。
打ち上げ場所は線路から500mほど上流にいっただけなので、新幹線からも、タイミングがあえば大きな花火が見られるかもしれません。
さて、その新幹線の整備工場を開放してくれるなるほど発見デー。浜松駅からは例年タクシーで向かいます。昨年の記事には1600円とありましたが、今回は1000円いかずに到着。あれ?昨年はぼられた?
例年は工場の隣を通り過ぎて西側の正門わきで降車だったのですが、今年は工場の手前の信号で左折。昨年までとは反対側の東側での降車でした。施設が大きく変わり、入り口も変わったようです。新鮮ですが、これまではいかにも『正門』といったところから出入りしていただけに、通用門のようなところから入ると、ちょっと盛り上がりに欠けたのは事実。
【新しい遠鉄ストアの隣が乗降車場でした】
【入り口です】
しかし、敷地内に足を踏み入れると、まず広がるのがこの光景。トラバーサという、車両を載せて丸々横に平行移動させる設備のほぼ真ん中を突っ切るようにして入場していきます。今回は、このトラバーサに乗ることのできる体験もあったようですが、出遅れたので整理券は既になくなっていました。
【広くて長い・・・】
トラバーサは、それぞれの整備ラインに新幹線の車両を運べるようになっていますが、その整備ラインはこうした巨大な建物の中にあります。縦横100mくらいあるのではないかと思うほどの巨大さ。中でサッカーの試合もできそうです。
【デカい・・・】
工場内に入ると、すぐに新幹線のお出迎え。整備中ということもあり、普段とは違う新幹線の姿があります。
【幌が外れていますね】
【この装置は何だろう・・・】
車両によっては塗装が中途で切れているものもあります。下の車両は、N700Aじゃないかと思うのですが、ロゴがありません。ロゴはシールではがすんだったかな。そういうところまではさすがに詳しくは分かりません。
【バラバラに並んでいます。】
工場の中を抜けると、ようやく受付へ。受付では、静岡鉄道少年団のみなさんが案内をしてくれました。数年後には、うちの小僧がここにいそうです・・・。
【暑い中おつかれさまです】
それにしても暑いです。ただ、工場内は昨年までより少し涼しく感じました。新しい建物になって空調がきくようになったのでしょうか。おそらく、ここが新幹線の工場として本格的に使われるようになってから初めての工場リニューアルでしょうから、そういう変化があっても当然だとは思うのですが。
さて、このなるほど発見デー最大の見せ場は、昨年までは『空飛ぶ新幹線』でした。昨年度の記事にも載っています。
ところが、新幹線の検査方法が変わったことで、この『空飛ぶ新幹線』は昨年で終了。今年は先頭車研ぎロボット実演が見ものと言われていました。
【ちょうど第3回を行っているところでした】
どんなものだろうと思って見に行きましたが、うーん、やっぱり『空飛ぶ新幹線』に比べると地味・・・ですね。
【まずは横から】
【人だかりはさすがです】
【正面から】
空飛ぶ新幹線は、新幹線が頭上を移動していくというインパクトがすごかったのですが、先頭車研ぎは、自動車工場のようにロボットアームがウィーンと動いているだけです。これはこれで技術的にはすごいんだろうと思いますが、見栄えは・・・ですね。
ただ、実際に作業を行うところを見ることができるのはここだけしかないので、貴重といえば貴重です。
このラインは、ずっと向こうまで見えるようになっていました。1編成丸々入ってしまいそうですが、入れちゃうのかな。
【向こうが遠いです】
さて、そろそろ花火会場に向かう時刻ですね。どうも雨がザッと来そうです。カッパを用意しないといけませんね。準備します。