From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

飯田線~身延線完乗の旅 ~秘境駅などを通過~

水窪での昼食を終え、飯田線の旅を再開です。
 
今回、初めの計画では豊橋駅10時42分発の岡谷行きに乗り、岡谷まで鈍行で乗り通すことを考えていました。しかし、小僧が特急に乗りたいと言ったため、予定を変更。伊那路に乗って水窪まで行き、昼食後、当初予定していた普通列車を迎えることになったのです。
 
しかし、計画段階では気づかなかったのですが、昼食を食べながらふと思いついたことがありました。
「18シーズンだなぁ・・・」
 
そうです。この時期は、テツのみなさん御用達の青春18きっぷの利用時期に当たります。そのさ中、7時間近くをひたすら乗り通すことのできる飯田線が見逃されるはずがありません。
 
ホームに入線する車両の中を見ていると、その心配は杞憂ではなかったことが分かりました。
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【空いてないな・・・】
 
人数的には満席には程遠い乗客数ですが、2人掛けもボックスもすべて先客が座っている状態でした。我が家は3人ですから、理想はボックスが丸々一つ空いている状態です。もしくは、2人掛けが空いていれば私が立っていればいいだけの話ですが、残念ながらその望みはかなわず。
 
ボックスに1人だけというところもあるのですが、例外なく男性が1人という状態です。私は写真を撮りにフラフラしていることが多いので、かみさんが小僧と2人だけでは、そのボックスには座りたがりません。
 
まあ、そういう方はさらに例外なく、荷物は網棚ではなく座席の上に置いているので、3人分は空いていないんですけどね・・・。2人掛けの座席にも、足を投げ出して1人で座ってるとか、空いてる方の席のところに荷物を置いているとか・・・。
 
というわけで陣取ったのはいつものこの場所。
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【踏台ありです】
 
そうして、おそらくほとんどのボックスは岡谷まで空かないだろうと覚悟を決めて乗っていたのですが、途中の唐笠駅で突然大挙して乗客が乗り込んできました。
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【すごい人】
 
唐笠駅は、車内から見る限りは対岸に民家が数件見える限り。何かのツアーで、この区間だけ飯田線に乗ってみようというプランなのかと思いましたが、ツアー客にありがちな、ツアー名の書かれたワッペンなども見当たりません。そもそも、飯田線の魅力である秘境駅は、この唐笠より手前にあります(後で出てきます)。なんだろうねとかみさんと憶測を話し合っていると、天竜峡駅で大挙して下車していきました。
 
「舟下りだよ」
とかみさんが気付いて教えてくれました。天竜川の船下りは、静岡側のものは転覆死亡事故があったため廃止されているのですが、こちらの方はまだ行われているんですね。調べてみたら、唐笠駅のすぐ下が着船場になっていました。
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飯田線で最も人口密度が高い区間でした】
 
この天竜峡を目的に乗車してきた方もいたようで、ここにてなんとかボックス席をゲットすることもできました。
 
ところで、水窪からこの天竜峡までの間は、いわゆる秘境駅区間となっています。できればひとつでも乗り降りして見たかったのですが、車掌アナウンスは「お下りの方はボタンを押して下車してください」「列車、すぐに発車します」とのこと。下車しないのにボタンを押して扉を開くのははばかられる雰囲気だったので、車内からの撮影をするにとどまりました。
 
また、秘境駅だけではなく、変わった名前の駅も多かったのが印象的です。以下に、いくつかの駅名やら駅の様子やらをとりまぜて紹介してみましょう。
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【ぬくた と読むそうです】
 
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【これは だしな】
 
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【次の駅は けが】
 
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【漢字で書くと毛賀
 
ここではくだらないことを思いついていて、2駅を続けて読むと「けが~だしな」。
「次の試合はどうするか」
「あいつはケガだしな・・・」
などと楽しんでいました。
 
ちなみに、ダーリンハニーの吉川さんが「鉄道川柳」なるものを提唱していて、これは駅名を連続して読むと五七五になるところを探すというものなのですが、ここのところも、
毛賀~駄科~時又~川路~天竜峡
(けがだしな ときまたかわじ てんりゅうきょう)
と、5駅で五七五になっていました。
 
続けて秘境駅ランキング3位のこちら。
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【こわだ です】
 
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【ここでは下りる方が何人かいました】
 
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【前後の駅名もなかなかですね】
 
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中井侍では駅裏の民家を確認】
 
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【これは難読。してぐり と読みます】
 
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秘境駅ランキング7位の金野駅でも数人が下りていきました。時刻表的に、ちょうどいいんでしょうか。
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【見送られています】
 
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【この駅名も珍しいです】
 
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【こういう、曲路に面した駅も多いですね】
 
伊那大島駅では、行き違いの列車待ちがありました。上り列車が遅れていたので、10分ほど停車時間があったでしょうか。
 
登山者休憩所などがあったので調べてみたら、南アルプス塩見岳に続く登山口へのバスが出ているようです。
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【ここまでくるとホッとするでしょうね】
 
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【何気ないようですが、とても重要です】
 
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【鳥倉登山口から塩見岳などに登れます】
 
伊那大島駅では、飯田線が山岳路線であることの一端を見ることもできました。一番左の引き込み線と右に進んでいく本線との高低差を見ると、かなりの坂になっていることが分かります。右に見える家と比べてわかりますね。駅の高さは2階の床と同じくらいの高さですが、100mほど進んだあたりでは、2階の天井ほどの高さになっています。ざっと20‰(パーミル)ほどでしょうか。
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【これよりもっとすごいところもあるんですよね・・・】
 
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【まだ先は長いです】
 
さて、思いのほか長くなってしまったので、続きはまた明日です。