From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

上州プチキャラバン ~上信電鉄完乗の旅~

昨日は夕方から、日本平動物園の『夜の動物園』に行ってきました。このイベントも、この時期のものとしてだいぶ定着してきましたね。年を追うごとに集客が高まっています。あまりに高まりすぎて、混雑ぶりはかなりのものになっていますが。

去年はのんびり行ったら、行きは40分、帰りは80分のシャトルバス待ちだったので、今年は17時に東静岡駅到着。それでも行きは40分待ちでした。10台のバスで回していたそうですが、どうやら到着した時には既に6台が出発。残りの4台も、自分たちより前に並んでいた方たちでいっぱいになってしまい、10台すべてが出払った状態でバス待ちとなりました。ところがこの時間帯は、動物園に向かう道も渋滞気味で、バスがなかなか戻ってこられず、結果としては昨年と同じ40分待ちです。ただ、列のほぼ先頭で待っていたので、次に来たバスで確実に行けるとわかっているだけで、気分的には昨年よりずっと楽でした。不思議なものです。

さて、バスは小回りがきくし、設備投資も少なくていいということで、鉄道路線の大きなライバルとなっているところですが、そのバスには今回のような、周りの状況に運行が左右され、ダイヤがあてにならないという弱点があります。その点では、日本の鉄道というのは世界でも随一の信頼性があります。

前置きが長くなりましたが、そんな鉄道の旅、この夏第2弾になりますね。世界遺産見学を終えたら、上信電鉄完乗の旅となりました。

以前にも書いていますが、上信電鉄は、我が家の鉄道バイブルといってもいい『鉄子の旅』の主人公、横見浩彦さんが日本全国全駅下車を達成するのに選んだ路線です。そういったわけで、全国に数多くある鉄道路線の中でなじみのひとつとなります。

上信電鉄は、「1897年(明治30年)に開業し、同年中に高崎 - 下仁田間が全通した。現存する日本の地方民鉄(大手以外の民鉄)路線のなかでは、伊予鉄道についで二番目に早く開業している。」(Wikipediaより)という路線になります。今年で開業120年ということになりますね。地元の静岡鉄道は1919年設立ということですから、開業98年です。上信電鉄がいかに早い時期に設立されたかということが分かります。

路線延長は33.7km、駅数21という規模もそれなりに大きいと思います。
イメージ 1
【こうして見ると駅数、多いですね】

電車の到着に合わせて駅に向かうと、上り列車が先にホームに入ってきており、乗車予定の下り列車を待っていました。7000形電車です。富岡製糸場世界遺産登録に合わせて2013年に導入された新型車両だそうです。
イメージ 2
【いい顔です】

ちょうど地元の静岡鉄道も、新型車両に更新中なので、そういった点で少し親しみを感じます。新型車両を入れるということは、会社も周辺自治体も、鉄道事業を存続させる気でいるということにつながると思いますからね。

そのうち、下り列車もやってきます。最近はラッピング車両も珍しくありませんね。こちらは6000形電車になります。
イメージ 3
【群馬は日野自動車ですね】

さて、下仁田に向けて出発です。改札はスタンプでした。
イメージ 14
【7駅14~5km?で620円はちょっと高いかな・・・】

ふと見上げると、車両を製造した会社のプレートが。この新潟鐵工という会社は、残念ながら資金繰りが悪化していたところにアメリ同時多発テロの影響などで2001年に経営破たんしてしまったそうですが、事業を引きついた新潟トランシスという会社が、上の7000形を製造したそうです。いろいろなところにドラマがあります。
イメージ 4
路面電車も製造していたようです】

イメージ 5
ワンマン運転です】

各駅舎は、横見さんが「上信電鉄にはいい駅舎が多い」と話していたように、雰囲気の良さを感じます。
イメージ 6
【ここは駅員さんもいました】

イメージ 9
【なんじゃいっ!?】

線路はまっすぐなところも多いです。早い時期に建設したということで、土地がとりやすかったのかもしれません。
イメージ 7
【長い直線】

座席はすべてロングシート。製造した時はセミクロスシート式だったのですが、事故があったり、乗客から不評だったりで、ロングシートに変更したそうです。
イメージ 8
【面白みには欠けます】

車窓は市街地から農村地域に変わっていきます。
イメージ 10
【これは下仁田ネギでしょうか】

こうして、下仁田に到着。23分の乗車でした。30分ほど駅周りを散策して、帰路の発車時刻を待つことにします。
イメージ 11
【ここもいい駅舎です】

イメージ 12
【今度はこちらの方にも訪問してみたいですね】

イメージ 13
【駅の中はこんな感じ】

イメージ 15
【駅周辺マップ】

イメージ 16
ジオパークに認定されているんですね】

イメージ 17
【地元の静岡鉄道や岳南電車もやってますね】

イメージ 18
【ここからだとどの山に登ることになるんでしょう】

駅前の見学を終え、商店街の散策に行くことにしました。
イメージ 19
【こちらが商店街になるようです】

ふと横を見ると、地元でもおなじみのwelciaグループのドラッグストアがありました。商店街に人気がない分、こちらの方が賑わっているのかなと思いましたが、そちらまでは行けませんでした。
イメージ 20
【コンビニじゃなくてこちらがあるとは】

商店街を歩くと、富岡の街で見かけたお肉屋さんがここにもありました。やはり、ショーケースが通りに面したところにあります。買い物がしやすそうだなと思う反面、雨の日は買いにくいなと思ったり。その時はお店の中で購入するのかもしれませんね。
イメージ 21
【何か買えばよかったなー】

近くには青岩公園というところがあり、そこまで足を延ばそうかと思いましたが、片道800mということで、30分の待ち時間で往復するのはちょっとギリギリだったので、こちらも残念ながら遠くから望むにとどまりました。
イメージ 22
【正面の橋の左のあたりです】

さて、ここから帰路。来た時と同じ6000形でそのまま往復します。途中、上州富岡で私だけ下車し、アミティで終点の高崎に向かうことにしました。かみさんと小僧はそのまま乗車して、上信電鉄完乗です。

富岡から高崎は、バイパスがつながっていることもあって意外と早く、電車の到着とほぼ同時に高崎に到着しました。事前にネットで調べたら、駅のすぐ隣にあるコインパーキングが線路のすぐ隣にあるということなので、そちらに駐車。出入り口の屋根が低いとアウトなこともあるのですが、アミティでも出入りすることができました。
イメージ 23
【クハ1301】

イメージ 24
【デキ3→上州のシーラカンスと呼ばれているそうです】

イメージ 25
【500形だと思います】

イメージ 26
E4系Maxが通りました】

こうして十分にテツ分を満たすと、かみさんの提案で伊香保に向かうことにしました。最初は草津に行くつもりだったのですが、その途中に伊香保があることが分かったことと、魅力的なRVパークを発見したことで、行き先変更。

RVパークに今日の宿泊について尋ねると、OKとの返事をいただくことができたので、さっそくナビに登録して出発です。

というわけで、明日は伊香保の紹介です。