先日、新聞で見かけたものですが、たまたま通りかかったシズチカ(静岡駅前の地下街にある展示ブース)で見つけたので、少しだけ寄り道してきました。
睡魔用と、変換したらおかしな誤変換になりましたが、正しくは水磨様と書きます。静岡ではお茶を伝えた人として知られる『聖一国師(しょういちこくし)』さんが、お茶と一緒に中国から持ち帰ったとされるプラントを、模型で再現したものになります。
詳しくは案内を見てもらえばわかりますが、今から800年以上前にこうしたものを考えたり作ったりする技術が既に存在していたということは、常識で凝り固まりつつある頭に多大なる刺激を与えてくれます。
【説明です】
【この模型が新聞に載っていました】
【お茶どころです】
【茶畑から富士山が見えるところもあるそうです】
シズチカはこのようなスペースで、通りがかるたびに展示が変わっていてなかなか面白いです。たぶん、もうしばらくしたら今度は、ホビーショー仕様に変わっていると思われます。
【10坪もないくらいですかね】
聖一国師さんの生まれ故郷である栃沢というところは、仕事がらみで少しばかり見知ったところなので、なんとも言えない思い入れがあります。20年ほど前に初めて知った時には、地元静岡でもそれほど有名ではなかったのですが、ここ数年で知名度がずいぶん上がったような気がします。
全国的には、博多の祇園山笠の起こりとなったと言われていることと、京都の東福寺(紅葉の名所)の開山として知られる存在です。栃沢というところは、市街地から20km以上離れた過疎の集落のひとつで、今でも車でなければなかなか行き来は難しいところです。
そんなところから、中国へ渡り、博多、京都にも名を残す方がいたということは、郷土の誇りとしてもっと多くの方に(できれば市民全てに)知っておいてほしいものだと思います。
あとはおまけ。シズチカの後に見かけた地下道の掲示。
【おせんげんさんのですね】
最近、ずいぶん商売上手になったともっぱらの噂の静岡浅間神社です。今年の正月の行列はすごかったですからね。ここまでしなくてもなーと思いつつ、でもこうやって見せられると行ってみたくなりますね。
こういうアピールを、地方からどんどんしなくてはいけないんだろうなと思いつつ、じゃあ自分はどうしようと思うのでした。