台風が、まったくもっておかしな動きをしていますね。なんでも、観測史上初めての動きをする台風とのこと。海上を進んできてそのまま静岡の辺りを直撃というパターンはこれまでにも何度かあったのですが、そのまま西進するというのは確かにこれまでの台風とは逆の動きです。
西日本豪雨の被災地に、さらなる被害が及ばなければと思っていたのですが、今回の台風はどちらかというと風上位の台風のようで、静岡でも雨はそれほどでもなく、とにかく風が強かったのが印象的でした。
太平洋上をひたすらやって来て上陸、という形だったので、水蒸気をたっぷり含んで猛烈な雨を降らせるのではないかと思っていましたが、そこまでではなかったようです。翌日の市内を見ても、これといった変わりはありませんでした。
さて、その台風迫る中出かけて行ったクラフトビールフェア。会場の市民文化会館に近づくと、やけに同じ文化会館に向かう人がいます。こんな、残り1時間ほどになったところでビールフェアに行く人が他にもいるんだろうかと思いながら歩いていると、ようやく文化会館に到着したところで謎が解けました。
【オペラ座の怪人です】
【7月21日から始まっていたのでした】
会場に向かう人のほとんどは、こちらがお目当てでしたね。たぶん9割の人はこちらの大ホールの方に吸い込まれていきました。どこかでこんなことあったな・・・と思ったら、名古屋のリニア・鉄道館に行ったときにやはり大渋滞に見舞われたことを思い出しました。あまりに進まないので電車(こちらも満員レベル)で会場入りに切り替えたところ、金城ふ頭駅で大半の人がポートメッセなごやで行われているモーターショーに吸い込まれて行き、我々と同じくリニア・鉄道館に向かうマニアはほんの一握りだったことを思い出しました。
はい、大抵の時はマイノリティーになってしまう私たちです。
というわけで、オペラ座の怪人をスルーしてついに目的地に到着。
【3階へと進みます】
【やっと着いた】
会場入り口では、2000円のチケットが売られています。このチケットは10枚つづりになっていて、会場の物はすべてチケットと引き換えということになります。ビールが1杯2~3枚のチケットと引き換えということなので、4~600円での販売ですかね。安くはありません。しかし、1カ所で様々なビールを味わうことができるというのはありがたいことですから、ここは金に糸目をつけず(/・ω・)/チケットを購入します。
会場内は台風にもかかわらず、多くの飲んべ・・・クラフトビールファンが集まっていました。年齢層は比較的若いですね。30代の方が多いように見えました。
【ステージもあったようです】
【地元のアオイビールさんがいました】
【こちらの部屋にも多数のブース】
【静岡市も協力しているようです。ただで水を分けていました】
数あるブルワリーを見て回りましたが、前述したように、多くのブルワリーは既に経験済み。今回は新規開拓が目的です。というわけで目をつけたのがこちら。
事前情報で、新しいブルワーさんができたということは耳にしていたのですが、ブースの構えや担当の方のたたずまいがいいなと思ったのが選んだ理由です。
気になるビールですが、この時はクリームラガー、ライウィート、W-IPAの3種があるということでした。クリームラガーにも興味はありましたが、やはりエールに目が行ってしまい、W-IPAをいただくことに。チケット3枚なり。
サイトを見て分かったのですが、社長さんはベアードブルーイングで醸造長を務めた方だそうです。我が家では、ベアードは少し癖が強いという印象で、若干敬遠されがちなのですが、沼津クラフトさんのビールはそういった印象はほとんどありませんでした。味も香りもしっかりとしていて、コクとかキレとかというよりウマいビールという印象でした。
【きれいな黄金色と泡の白です】
ウマいなーと思って、コクコクと飲んでいたら思いのほか酔っぱらってしまい、「こりゃペースが早すぎたかなー」と思っていたのですが、あらためて写真を見直してみたら7.7%もありました。そりゃ酔っぱらいますね。アルコールには決して強くはありませんから。
さて、会場にはつまみもいろいろありまして、もちろんどれもがビールにあうつまみばかりでした。というわけで、明日はつまみを中心にご紹介します。