From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

栃木2泊3日 ~ブラタモリにも登場の南ヶ丘牧場~

台風24号が沖縄直撃中です。静岡には明日の夕方から夜にかけて最接近するということで、この週末はあまり外には出られなさそう。

今回の台風、名前は『チャーミー』ですが、全くチャーミーではありません(実際にはベトナム語バラ科の植物の名前)。沖縄では広域で停電が発生しており、最大瞬間風速は4年ぶりに50mを超えたとのこと。このまま勢力を保ったまま、九州、そして西日本に上陸するという予想が出ており、今後の報道に目が離せないです。

さて、昼食を済ませてやってきたのは南ヶ丘牧場。その後、9月1日放送のブラタモリでも紹介された、観光牧場の発祥の地ともいえる施設です。
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【入場は無料です】

入場無料の代わりに、場内にはお金を吸い取るための様々な施設が。高原牧場だけあって、食(乳製品と肉)と動物とのふれあいがメインになっています。

到着した時、駐車場はほとんど埋まっていましたが、ちょうど入り口に近いところのマスが空いたため、すんなり駐車できました。駐車場のすぐ隣にあったのがこちらのお店。
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【ケーキと益子焼のお店、『こまくさ』

場内の案内マップは、近年作られたもののようで、カラフルで見やすかったです。
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【園内はそれほど広くはありませんが、まとまっていて活動しやすいです】

ここに来た一番の目的は、牧場でできるであろうエサやりと動物とのふれあいですが、まずはお店見学。
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【こちらはメインレストランの『庄屋』

白河郷にあった庄屋の家屋を移築した建物だそうです。ハンバーグやカレーがメニューになっています。昼食はこちらでもよかったかなと思いました。
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【少し奥まったところにあります】

奥に向かうメインの通路の両脇には、お店がたくさん並んでいます。
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『牧場売店』では、乳製品やパンなどが豊富でした】

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『牧場のパン屋さん』では、美味しそうなパンがたくさん】

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【こちらはソーセージやバターの体験工房の『バイカル』

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『ジンギスカンハウス サンガ』では、焼肉が楽しめます】

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【パン屋さんの隣にはソフトクリーム売り場がありました】

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【!!? なぜチョウザメ?】

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【確かに見覚えのあるフォルムの魚がいました】

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【エサあげを楽しみました】

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チョウザメの池の隣には『ミルク茶屋』

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『釣り堀』もあります】

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【とにかく「食べなさい」と(´▽`)】

小僧はちょっとやりたいみたいでしたが、ニジマス釣りはいつでもできるので、わざわざここではやらんでもということで却下。またキャンプに行ったら釣って食べましょう。

釣り堀の隣にはクラフト工房。
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【期間限定のようです】

さらに奥に行くと、いよいよ牧場らしい風景に。乗馬場や放牧場が広がります。その手前には動物とのふれあいができる施設が。
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【空が開けます】

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【ふれあいの総合受付といった感じです】

乗馬・乗ロバ・ウサギの散歩・ふれあい広場でのエサやりなどができます。価格はどうでしょう。比較的リーズナブルだと思いました。
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【ウサギの散歩は珍しいかも】

今回はうさんぽ広場をチョイス。まかいの牧場ではヤギの散歩を何度かやって翻弄されてばかりでしたが、うさぎの散歩も似たようなものでした。
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【思ったほど活発には動き回りませんね】

その後、ふれあい広場でエサやり。大概のふれあい牧場がそうですが、ここもヒツジとヤギとのふれあいが楽しめます。柵のすぐとなりにカプセルに入ったエサが売っています。ひとつ100円也。これくらいの値段だと、お手軽でいいですね。
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【まさかのBANDAI

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【エサを持っているので、ヤギに追いかけられています】

いつこういうところに来ても、ヤギというのは食い意地が張っていますね。ヒツジよりヤギの方がたいてい貪欲です。

ふれあいを楽しんだ後は、ミルク茶屋さんに行ってソフトクリームをいただきました。こちらの名物はペロシキ。先代の場長が満州開拓時代に土地の人から教わったものを再現。一般にはピロシキですが、その時に耳にした名前をそのまま使って『ペロシキ』になったそうです。
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【説明が書いてありますが、見えるかなー】

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【店内の様子】

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【とても珍しい牛だそうです】

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朝霧高原よりすこし低いですね】

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【食券制です】

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【創業のご夫婦の像がありました】

像の下には次のように彫られていました。
「かつて開拓の若き戦士として
 同士とともに北満の原野に立ちはだかり
 あるときは酷寒の凍土を掘りおこし
 あるときは灼熱の大地に足を焦がし
 不毛の荒野に肥沃なる牧野をつくりし
 不屈なる夫婦

 後日ソ連軍の侵攻をうけるや
 婦女子をふくめた同志をひきい
 ときに叱咤し
 ときに労りの肩をかして励まし
 全員無事母国機関をはたせし
 果敢にして英知あふるる勇者

 戦後那須高原に草屋をかまえるや
 ふたたび開拓の斧をふるい
 巨岩をくだき
 丈余の篠原を切りひらき
 乳牛一頭の乳をひさぎながら
 辛苦をかさねて今日の繁栄をきずき
 ついに誉れある岩功賞にかがやきしロマンの勝者

 私はここに惜みなき敬いと
 賛美をこめて岡部夫妻をたたえる
 平成二年六月五日
 見川鯛山 記」

かなりの持ちあげようではありますが、それでも私たちの想像を超える苦難の日々を乗り越えてきたのだと思います。ブラタモリでいえば、この観光牧場の成功が、今の那須の繁栄の一翼を担ったとのこと。まだ近代日本が形作られていた頃の方々の話というのは、心震わされるものがあります。

続きはまた明日です。