ところでこれからしばらく、まだまだ雨模様は続くようで、キャンプも雨に降られそうな様子です。それで気になっていたことを少し調べてみました。
2001年以降の降水量の数値をエクセルに貼り付け、月ごとの積算グラフにしてみました。1月は通算で何mmかというグラフです。これで月ごとの合計を出してみました。
【2001~18年の18年間の合計】
左から1月、2月と並んでいますが、これを見ると、6月はそれなりに降ってはいるものの突出した値ではなく、むしろ7月・9月・10月の方が上回っていることが分かります。
また、グラフの中で大きな面積を占めているところは、平均の倍以上という突出した降水量が観測されたところなので、もしそれが平均程度だったらどうなるかと数値を変えてみたのが次のグラフ。(平均の倍以上の数値のところを平均値に置き換えました)
【8月ってかなり少ないんですね】
こうなると、6月が3番目に多いことになりますが、上のグラフからさらに突出感がなくなりましたし、それでも7月・9月は超えられませんでした。ちなみに10月は平成16年の月間957mmという異常な降水量があったため、こうして平均値に近づけてみるとかなり落ち着きます。
こうなると、6月というのは決して突出した降水量になるわけではないというのが分かるのですが、なんでこんなことにこだわったかというと、職場で聞いた「6月も終わったからもうしばらく雨は落ち着くでしょ」という言葉。それを聞いて「いやいや、むしろ7月の方が降るでしょ」と思っていたのですが、合計値でいうと自分の感覚の方が正しいことが確認できました。
ただ、「雨が降る」という感覚は降水量ではなく降水日数の方がその感覚に近いのかもしれません。そこで、6月と7月に限定して降水を観測した日数を調べてみました。その結果が次の表。
【ほぼ互角】
こうしてみると、降水日数は6月より7月の方が若干多いのですが、年ごとにどちらが多かったかを比べると、6月の8勝7敗3分でした。特にここ3年は6月の優位が目立ちますので、職場で聞いた言葉もあながち間違いではなかったなと。
ちなみに、今年の6月は降水観測21日と平均よりやや多い結果でした。7月は果たしてどうなるか、注目です。ちなみに、今日まで6日連続の降水観測です。2009年の29/31日という記録にどこまで迫るかですね。
降水は洗濯物や作物のことを考えるとあまりうれしくありませんが、気温があまり上がらず、濡れることさえいとわなければジョグ向きの気候ではあるので、どうしようもないというほどのものではないです。来る8月が、基本的に雨はあまり降らず太陽光で熱せられる日々が続くので、そういう意味では7月も少し雨雲に頑張ってほしいと思ってしまうところです。
というわけで、鎌倉のことを書こうと思っていましたが、マクラのつもりが本編になってしまった感じで、今日はこんなところでおしまいです。