From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

『ながたんと青と』と『であいもん』

GWに市外に出なかったのはいつ以来でしょうか。ひょっとしたら、史上初のことかも、と思うくらい久々に、お出かけゼロだったこのGW。GamanWeekなんて言われてもいましたが、実際にはそれほど我慢ではなかった感じもします。

このところ、コロナの影響で仕事も変更続きで、忙しいというより先が見えないいら立ちがずっとありましたが、連休の間はそんな仕事のことも忘れて朝は寝坊、夜は夜更かしと、ただただ怠惰な日々を過ごしました。これはこれで、気分転換にはなったかなと。

まあ、昨日はご近所BBQでキャンプ気分を味わったので、完全なるGamanではありませんでしたが、新しい人間関係が少し生まれたりもしたので、これはこれでいい休みが過ごせたような気がします。

で、そんなGWの間の暇つぶしにと、先日は司馬遼太郎さんの本を電子書籍で購入したばかりでしたが、昨日はネットの広告に出てきた漫画が面白そうで、ついつい試し読み→購入とやってしまいました。

内容も面白そうでしたが、4巻まで出ていたものを、クーポンとポイントを利用したところ1000円という格安で購入できたため、これはラッキーと。1冊250円で単行本が手に入ってしまうのですから、電子書籍様々といったところです。

紙の本だとそうはいかないので、学生時代はほとんど古本屋で漫画などを購入していましたが、電子書籍を利用するようになって、かえって大人買いやうっかり買いは多発しているように思います。まんまと策略に乗せられているというか。

まぁ、このペースで本が増えていたら完全に本棚がアウトブレイクしてしまうので、願わくばこの電子書籍のhontoさんが、なるべく長く続いてくれることを祈るのみです。大手の書店さんが手を組んで展開しているようなので、寄らば大樹の陰といった感じで安心できるかなと思ってはいますが。

honto.jp

さて、その今回購入した漫画というのは、こちらになります。

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【ながたんと青と-いちかの料理帖-】

舞台は終戦から6年が経過した1951年の京都。主人公は35歳の女性料理人と19歳の男子大学生。この2人が、お家の政略結婚で結婚するところから物語が始まります。

ブログを見ていただければわかるように、京都は毎年必ず1回は訪れている大好きな街。その街が舞台ということで、まず役が1飜上がりますw

次に、互いに愛のない結婚だったはずのところから、少しずつ互いに惹かれあっていくのが伝わるように描かれているところで、また役が上がり。

戦後6年が経ったという頃に、女性が自分の腕で運命を切り開いていこうとする設定と、それを受け入れている職場という希望ある描かれ方で、また1飜。

1951年に35歳ということは、2016年にはちょうど100歳。その年に98歳で亡くなった祖母と主人公が同年代ということで、親近感を覚えたところでさらに1飜。

そして、舞台は同じ京都、時代は現代。主人公は10歳の少女と30歳を超えた和菓子屋の息子(この2人に恋愛要素は全くありません)という設定の『であいもん』というマンガと近しいものを感じたところで、さらに役は上がり。

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【こちらが『であいもん』になります】

そんなわけで、いろいろ理由をつけて行ったところ役満級の価値があるなぁと勝手に考えて、購入に至りました。

特に『であいもん』との近しさは大きいと感じます。上に書いたように、時代こそ違いますが舞台が同じ京都であること、年の差のある主人公という組み合わせであること、料亭と和菓子屋という食の職人さんの世界が描かれていることなどが近しさとして感じられます。特にいいなと思うのは、舞台が京都なだけに、京都弁がそこかしこに聞かれるところでしょうか。京都弁の響きというのは、田舎臭い静岡弁(これはこれで愛してますが)を使うものからすると、なんとも優美に聞こえるものです。

『ながたんと青と』は、今のところ4巻まで発売済み。ただ、月刊誌の連載であるためか刊行のペースはゆっくりで、これまでの発行日を見ると

  • 1巻:2018年7月1日
  • 2巻:2018年12月1日
  • 3巻:2019年7月1日
  • 4巻:2020年2月1日

というペースなので、5巻は今年の9月1日発行あたりになるでしょうか。4巻の終わり方が気になる終わり方だったのですぐにでも知りたいところですが、作品は作者さんのものでしかないので、受け取るのみの読者としては気をもみながらも気長に待とうと思います。