遅まきながら。ムーンライトながらが廃止されるんですね。
いくつものメディアで取り上げられています。
高校・大学生の頃はもちろん、社会人になってからも何度となくお世話になった列車ですが、指定席化されて、最終的には指定券が無ければ乗り込むことすら不可となってから足が離れていったように思います。
記事の取り上げ方も様々で、題名や副題を見ると
といった感じで、懐かしむ声もあれば、まぁ仕方がないよねという内容の記事もありでした。
個人的には、まぁ仕方がないよねの方かなと。上にも書きましたが、全席指定でデッキにすら進入は許しませんってなった時に、完全に気持ちが冷めたというか。あれはでも、品川だったからなのかな。
10数年前にかみさんと品川で劇団四季のミュージカルを見まして、その後、ちょっといいお店で食事をしていたら最終の新幹線を逃したことがあります。時間を勘違いしてたんですね。
写真をあさって見たら、ありました。2007年10月20日に『ウィキッド』を見に行った時のことだったようです。撮っておくものですねw
どこだったかさっぱり忘れましたが、日本料理の有名なお店のライトな感じの所だったように思います。
とまぁ、今となっては考えられないような、カップルめいた時間を過ごしていたわけですが、このあと新幹線を逃し、ムーンライトながらに望みを託そうとしたところ駅員さんに情け容赦なく
「指定券が無い方は乗れませんよ」
と断られました。
結局、品川でホテルに一泊することになりまして、どうにか品川プリンスホテルのアネックスタワーがとれてホッとした記憶があります。
「Do you have any rooms for tonight?」
って、完全に水曜どうでしょうの世界でしたね。どうでしょうと違うのはテントなんてまだ持ってなかったので
「ここをキャンプ地とする」
と言わずに済んだことくらいでしょうか。最悪渋谷あたりに移動してラブホテルに泊まろうと思ってましたw
で、どこがムーンライトの思い出だろうという話になっていますが、結局これが自分とながらとの最後の邂逅だったなと。これ以降、
「予約しなきゃ乗れないなんてながらの価値はないよ」
と思うようになり、そのうちキャンピングカーを買ってしまったので、ほとんど幻の列車となってしまいました。
小僧に体験させてあげたかったかなと思いつつ、やっぱりながらといえば満員の座席に座り切れず、床にごろ寝をするなど、ちょっと平成の日本じゃないような雰囲気が漂っていたのが魅力でしたから、全席指定で安心して座席に座ってられるんじゃやっぱり魅力は半減以下だなぁと。
そんなことを思っていたら、もう7時ですか。思い出は明日に続くかもしれません。