昨日は仕事帰りの通勤ランにしては、久々に距離の長い12km。3・4月のピークのおかげで月間走行距離がかなり落ち込んでいたので、走力もかなり落ちているようで、ラスト2kmはメロメロでした。
2月には往復18kmの里山トレイルランニングなんてのもやってたんですが、今はちょっと厳しそう。まぁ、このところ気温もぐいぐい上がってきていますし、里山は草と虫が繁茂してくる時期ですから、この時期はそうでなくても厳しそうですがw
これからは暑さと雨との兼ね合いの中でのジョグになっていきます。それでも、昨年は5月に144.7km、6月に171.0kmとここ数年でも上位にあたる距離を走っていますから、暑熱順化も兼ねて走れるときはなるべく走っていきたいと思います。
さて、戸田の町をもう少し楽しみましょう。
御浜岬で腹ごなしの散歩を済ませたら、かみさんのたっての希望で『道の駅 くるら戸田』に行くことになりました。こちらは道の駅に温泉が併設されているということで、オープンしてしばらくの間は、特にキャンピングカーや車中泊の皆様の話題に上がっていたところです。
今回こちらに泊まる予定はありませんが、今後の下見も兼ねてということで寄ってみることに。
戸田の町から少し山の方に入ったところにくるら戸田はあります。で、行ってみるとまず少々ビックリ。
「駐車場、これだけなの?」
到着した時は駐車場に空きがなく、しばし待つことになりました。幸い、それほど待つことなく出ていく車がいたので、そちらへとアミティを滑り込ませましたが。
調べてみると、こちらは駐車場のキャパがあまりない割に、温泉併設で駐車場も平らということで、オープンしてしばらくした頃から、車中泊のための駐車場争いが激化したようです。で、車中泊のためのスペースを得るために、かなり早い時間帯から駐車して居座ってしまう車が多く、地元の利用者から苦情が出たとかなんとか。
この日も到着した17時ごろに、既に居座りを決め込んでいる車が何台か見られました。温泉の営業が終わった後ならいいかもしれませんが、地元の利用者もいることを考えると、あまり早い時刻から居座りを決め込むのもどうかと思います。
かみさんは、状況さえよければここで車中泊でもいいやと思っていたようですが、早々に車中泊はやめにしました。このあと、予定通り松崎まで南下です。
で、せっかく来たので、こちらの見学をば。
建物内には、道の駅らしく食事処、お土産どころ、情報発信スペースがあります。ただしそのどれもこじんまりとしておりますw
ちなみにこの歴史スペースですが、以前住んでいたことのある富士市でもよく聞かれた、ロシアの軍艦ディアナ号に関わるものでした。そういえば戸田とも関係があったなぁとここにきてようやく思い出したりして。
簡単にまとめると、プチャーチンというのは日露和親条約を結んだ人ですが、このプチャーチンがディアナ号で日本に来ていた際、安政東海地震による津波でディアナ号が大破。戸田村で修理をするために駿河湾を北上したものの、途中強い風雨にさらされたことで航海不能となり、最終的には田子の浦港の沖で沈没してしまったのです。
この時に、宮島村(現富士市)の人々が乗組員全員を救助したことや、ディアナ号の錨がその後引き上げられて富士市指定有形文化財に指定されていることなどから、富士市でも時折話題に上がります。
その後、プチャーチンたちは陸路を進んで戸田に入村。戸田では、あまり深くかかわらないようにと言われていたにもかかわらず、村の人々は手厚く歓迎したそうです。また、ディアナ号から持ち出すことのできた設計図を基に、船を新造することを幕府に申し出、許可が下りたため、指揮:ロシア人 製作:日本人船大工 という形の日露共同で日本最初の洋式造船の建造を行いました。
船は3カ月余りという突貫工事で完成し、プチャーチンは感謝の意味を込めて『ヘダ号』と船を名付けたそうです。
以上、詳しくは下記サイトをどうぞw
ところで戸田は、『ぽんこつポン子』というマンガの舞台にもなっているそうです。マンガが連載され始めた頃に少しだけ読んでいたことがありましたが、仕事が忙しくなるにつれてマンガを読んでいる暇もなくなり、戸田が舞台ということを知らないまま時が流れていました。
よく見たら、つい先日いらしたんですね。マンガは現在9巻まで発行され、今も連載中だそうです。
で、そのコミックスが情報発信スペースに置かれていたのでついつい1巻を立ち読み。
かみさんと小僧はアイスを食べていたようですが、その間に到着から1時間ほど時間が経っており、松崎で狙っていたお風呂にはちょっと間に合わなさそうに。
というわけで、こちらの温泉にお世話になることにしました。
泉質はそれほど特筆するほどのものではありませんでしたし、中の広さもそれなりでしたが、道の駅併設でこの値段なら何も言うことはありませんw
ただ今回は、GWということもあってかなり混みあっている上に、ノーマスク&大声でおしゃべりな方々が見受けられたので(幸いちょうど入れ替わりでした)、印象は地味に今ひとつです。
マリンスポーツなどがオフシーズンになる頃にひっそりと訪れたらまた印象は変わりそうです。
こうしてさっぱりして、お風呂を出たのは18時半過ぎ。ここから一路松崎を目指します。続きはまた明日です。