今日はかみさんが休日出勤で、小僧と2人で過ごしています。ボンヤリと過ごしていたら午前が終わってしまい・・・これはいかんということで、先ほど焼津に出かけて帰ってきました。
5カ月ほど前に行かれた方の動画がありました。
またこちらに関しては詳しく・・・。今日はその前に、先週の日曜日に行ってきた、大井川上流(奥大井)の紅葉の報告をしたいと思います。
ところで、最近はかみさんのリクエストで出かける先が決まってるんですが、ゆるキャン△効果ですかねぇ。どうしても、ゆるキャン△スポットを回るような感じになってしまっていて。
この日も当初は畑薙大吊橋に行きたかったらしいです。これはゆるキャン△に出てきているからだけでなく、テレビでも放映されていたからみたいですが。
とりあえず、特にこことは決めず車を走らせること2時間ほど。小僧が「トイレに行きたい」と言い出したので、程よく近いところにあって、勝手知ったるともいえる長島ダム駅で途中下車w
昨年訪問していました。
いやいや、熊は危ないですよね。・・・と白々しく思ったりしましたが、尾盛ってランキング2位に輝く秘境駅なんですよ。
しかもいろいろ調べてみたら、この貼り紙、どうも10年以上前のものらしいです。まさに時間が止まっているといっても過言ではない・・・。でもまぁ、こうして時間が止まっていられるというのは、鉄道が存続しているからでもありますね。この日も、駅周辺を鉄道会社の方々でしょうか、手入れをしてくださっている姿がありました。アプトラインが廃止になったら、徐々にこうした建物も朽ちていき、いずれ廃墟になってしまうでしょう。
無事にトイレを済ませたら車に戻・・・らず、ホームの散策へ。当たり前ですが無人駅ですし、改札もないので、ホームには出入り自由です。そんなところにきて、うちのテツな人がすんなり車に戻るわけがありません。
そうそう、こちらはこんな感じでゆるキャン△スポットです。
ちなみに、手前から1本目と2本目の架線柱の間に作業員の方の姿が見えますが、分かりますかね。この日は周辺の斜面の木々の手入れをしてくださっていたようです。
手前のアプトいちしろ駅は標高が396mなので、こことは89mの標高差があります。
ところで私は小学5年生の時の自然教室(いわゆる林間学校)で、ここよりさらに奥地である井川にある少年自然の家に行き、2泊3日の野外活動を行った後、帰りはこの井川線と本線のSLに乗るというルートで帰った記憶があります。恐らく、当時の先生のどなたかがテツだったんでしょう。今でもそんなことやってる学校ってあるのかな。
なぜ突然そんな思い出話を、というと、実はその時にはこの駅は無かったんです。長島ダム駅の開業は、長島ダムの建設に伴って新線が建設された1990年であり、その頃私は中学生でした。
小学生の頃に乗った時には、もう少し谷底に近いところに線路があり、緩やかに登っていたらしいのですが、ダム建設に伴い、線路もダムの高さ108mを一気に稼がなければならなくなりました。そのため、一時は廃線も検討されたようなのですが、ダムを建設する中部電力がお金を出すということで新線の建設が決定。そしてその急坂を登るために、アプト式が採用されたのでした。
このアプト式とは、レールの間にもう1本、ラック(板状又は棒状の歯車)状のレール(ラックレール)が配置され、車体底面につけられた歯車とラックとをかみ合わせることで、急坂を登坂するための登坂力を得ることができるようになっています。現在、国内では唯一の採用ですが、そういえば新婚旅行で乗ったスイスの山岳列車でも採用されていました。
あの頃はまさか、こんなに鉄道のことに詳しくなるとは思ってなかったなぁ・・・
さて、長島ダム駅から周辺を見渡すと、山が徐々に色づいてきていることが分かりました。
さて、ここで待っていてもしばらく駅に列車は来ませんが、調べてみたら車で10分もかからないところに奥大井湖上駅があることが分かりました。
次の列車までは先ほどの写真を見て分かるように40分ほどあります。移動を考えても、奥大井湖上駅で何本か列車を見ることができそうです。もちろん紅葉も・・・
そんなことを話すと、ここまで紅葉にさほど乗り気でなかった小僧が一挙にやる気にw
というわけで一路奥大井湖上駅へと向かうのでした。
けっこう長くなって2000文字を超えてしまいました💦 続きはまた明日です。