昨日、コメントを書いていて
「そう言えばこの小国神社って、遠州一宮(いちのみや)なんだよな」
と思いつつ、
「一宮ってどういう定義なんだろう」
と思いついて調べてみたら、思った以上に難しく書かれていて、結局理解をあきらめましたw
いや、一番の基礎は簡単でして、Wikipediaさんの冒頭の文によれば
「一宮(いちのみや)とは、ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことである。一の宮、一ノ宮、一之宮などとも書く。」
と簡潔にまとめられています。
しかし、各地の一宮を見てみると、例えば伊勢神宮とか熱田神宮などが入っていませんし、かと思えば出雲大社は出雲の国の一宮になっています。詳しく見ると『志摩国一宮』とされる『伊雑宮』は『皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮の一社』でして、熱田神宮に関しては、尾張国三宮に指定はされてはいるんですけど。
ひょっとしたら、神宮だから入らないのかなと思えば、下総国の香取神宮と常陸国の鹿島神宮はしっかり入ってますしね。
結局、どうやら一宮の成立についての定説っていうのはないみたいなんですね。意外といえば意外でした。
ちなみに、「全国一の宮会」なんてのがあるということもついでに知ったりしてw
さらに、「全国一の宮巡拝会」なんてのもあるそうです。
コンプリート癖があって旅が好きな人にはおすすめかもしれませんね。まぁ、自分もそうなんですけどw
さて、(やっと)そんな一宮のひとつ、小国神社の紅葉です。
まずは参拝から。
駐車場は混んでましたが、境内は人が散らばるのか混み具合はこんなものかなという感じですね。
こういう遺産系のものも、だいぶあふれてきてよく分からなくなってきましたね。世界遺産に指定されても、数年で観光地的には落ち着いてしまいますしね。地元のわさびも世界農業遺産に指定されましたが、それほど大きな盛り上がりにはなってませんね。
さて、こうして参拝が終わったら、境内を流れる一宮川沿いの紅葉へと進みます。
川にはところどころ橋が架けられています。その中でも、拝殿の隣にある朱塗りの端が撮影ポイントになっています。この風景、京都の北野天満宮のもみじ苑とそっくりなんですよね。
なかなか見飽きません。
ところで、ここは川・・・ということは、谷底状の地形にもなっているんですね。日は出ているのですが、夕方ということもあってだいぶ傾いており、谷間には日光が差し込みません。徐々に寒くなってきており、待っていられなくなったかみさんが「早く行こう」ということで歩き始めました。
しかし小僧は「このまま川の中を行く」ということで、石の上を渡りながら奥へと進んでいきます。しかたないので、小僧に付き合いながら進むことにしましたw
といったところで、続きはまた明日です。