さて、このところのバタバタの要因は徐々に改善に向かっているようですが、完全な解決にはまだまだ時間がかかりそう。
でも、ちょっと前進が始まった感じもあって、なんとなく最近のコロナの状況に似ているような。
つまり、終息まではまだ先は長そうだが、なんとなく日常に近づいてきていて、「なんか、もういいかなぁ~」という雰囲気になっている、そんな感じです。
とはいえ、再来週の小田さんのライブまでは、まだまだいろいろやらねばなぁといったところで、今日の午後は買い出しを頼まれて、薬局やらホムセンやらスーパーやらと転々としておりました。
その前の午前中には、かみさんが「体調が悪い」と。どうやら、昨晩ビールを4本ほど空けた後に、エアコンの効いた部屋で寝たせいで、内臓をやられたようです🍻
仕方ないので、かみさんは家で休ませて、小僧と散髪やら買い物やら。
最近はまっている『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)という漫画が欲しいというので、セノバ(静岡鉄道新静岡駅のターミナルとなっている商業施設)の丸善か、パルシェ(静岡駅のターミナルとなっているデパート)の谷島屋書店のどちらに行くか尋ねたところ、パルシェがいいと言うので、散髪後にパルシェへ。すると、書店のある階に着いとたん、まんまとポポンデッタ(全国チェーンの鉄道模型のお店)に吸い込まれてしまい、さっさと漫画と食事を買って帰るつもりが、1時間半の長丁場となってしまいました(/・ω・)/
そんなわけで、本日も夜更新になってしまいましたが、善光寺御開帳の続きと参りましょう。
ちなみに昨日のせたこちらの写真。
これが9時28分のもの。そして、本堂に入る直前に撮ったのが10時25分でした。つまり、こちらの行列にほぼ1時間並んでいたことになります。
あまりに長いので、途中でトイレに行って大きな方をしてくる余裕も十分にあったりして。
この後、トイレに離脱。
トイレは、善光寺北側の駐車場の一角にありまして、きれいなトイレでした。道を渡る時にふと向こうを見ると、駐車場待ちの長い列が。
さて、この後は写真撮影禁止ということでありませんが、なんとなく中の様子を。
中に入ると、広い空間に迎えられ、とても立派な建物であることを感じます。公式サイトには【高さ約29m間口約24m奥行約54m】とありますから、間口に対して奥行きが倍以上あるんですね。お寺のお堂って横に広いイメージが何となくありまして、いつも以上に奥行きの広さを感じました。
そこを進んでいくと、初めに、『びんずる尊者像』という木像がありました。こちらは撫仏(なでぼとけ)というもので、病人が自らの患部と同じところを触れることでその神通力にあやかり治していただくという信仰があるそうです。しかし、座像なので、太腿の裏をなでることはできませんでした。仕方ないので頭をなでさせていただきました。ほとんどの人が同じことを考えているようで、造られてから300年ほどなで続けられているお顔は、すでに表情が分からない状態になっています。
さらに進むと、妻戸台、親鸞松、閻魔像・浄玻璃の鏡などがあったようですが、すべて見逃しております・・・
ここまでが外陣と呼ばれるスペースになり、次に内陣に進みます。
内陣は、約150畳敷きの広大な畳の空間となっていますから、ぬいだ靴をビニール袋に入れて進みます。余談ですが、この時にもらったビニール袋は捨てずにとっておいて、今日の買い物で使いました。
内陣には、来迎二十五菩薩像・百観音像、弥勒菩薩像・地蔵菩薩像、などがあります。来迎二十五菩薩像は、宇治の平等院のようでもあり、弥勒菩薩と地蔵菩薩はどことなく、薬師寺の日光月光菩薩を思い起こさせます。像としては全く異なるものですが、ペアでいるところが何となく・・・
その奥が核心部となる内々陣です。こちらについては、我々は横を通るのみですが、この日はどこから来られた方か、中に通されて祈祷を受けている方がいらっしゃいました。
ちなみに、当日申し込みで4000円(だったかな)を払うと、特別祈祷のような感じで、1時間の行列に並ばずとも、参拝をすることができるそうです。ファストパスみたいでした。
この内々陣には絶対秘仏の御本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が、内厨子に納められ、安置されています。ちなみに今回行った7年に1度の御開帳とは、この絶対秘仏である御本尊様のお身代わりとして、まったく同じお姿の『前立本尊』様を本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀とのことです。
内々陣にも、不滅の常燈明、御三卿の間、聖徳太子像、永代過去帳などがあったようですが、すべて見逃し・・・。予習はきちんとしていかなければいけませんね。
見逃さなかった、というか体験したのはお戒壇巡りです。
『床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、極楽往生の約束をいただく道場』
とのことですが、中ではほの明るい照明が足元を照らしていて、完全な暗闇というわけではありませんでした。一応錠前を触ることはできましたので、極楽往生ができるのではないかと。
ちなみにお戒壇巡りの手前には、タイから送られた仏舎利が収められているとのことで、こちらはしっかり見ることができました。
こうして、お戒壇巡りを終えて太陽の下に出てくるまでが90分。建物内でも30分ほどかかったことになります。長かった。
しかし、見所がたくさんあるということがこの復習で分かったので、またいずれ、空いていそうなときに訪ねてみたいと思います。
さて、この後はもうすぐお昼時ということで、善光寺を後にします。
というわけで、続きはまた明日です。