土曜日に、『第69回安倍川花火大会』が行われました。
この花火大会、自分たちにとっては、幼いころから慣れ親しんだ花火大会で、夏休みが始まるころの土曜日に行われるのが定番です。
自分の記憶の中でも、幼いころに初めて見た花火の記憶は、この安倍川の河川敷に、両親と寝っ転がって見た記憶ですし、中学生になると、部活の友達と10数人で繰り出したり、高校生の時は会場でクラスの女子と合流して浴衣姿にちょっとときめいたりw
そういえば、就職してからも、高校の同級生とこの花火に出かけてから、街に戻って飲み会をした思い出があります。
小僧が生まれてからは、実家から近いということもあって、この花火大会の会場となる町内にマンションを借りまして、それからはさらに花火大会への愛着が深まってきました。この花火を見ると、いよいよ本格的な夏のスタートなんです。
ところがここ2年はコロナの影響で中止が続き。さらにその前2年間は、大雨の影響で中止。都合4年間、花火のない夏を迎えていました。
今年はどうなんだろう・・・と思っていましたが、5月に『5年ぶりに開催する方針』との報道があり、コロナも徐々に収まりつつあったので、「これは雨さえなければいけるぞ」と楽しみにしていました。
ところでこの安倍川花火大会。もともとは戦没者の慰霊と復興のために始まったもので、それは今でも変わっていません。花火大会のある日の昼間には、市内の僧侶の方々が集まって慰霊祭を行っており、それは中止されていた昨年や一昨年にも欠かされませんでした。
そうした背景があるためか、最近多く見られる、短時間に一斉に上げたり、音楽に合わせて上げたりという花火大会ではありません。スターマインも小ぶりなものが多いのですが、それは、企業や町内会、個人からの提供によるものが中心になっているからです。会場に行くと
「続きまして、○○町内会提供、5号○○玉です」
なんてアナウンスが流れてまして、それを聞きながら花火を楽しむのがまた一興です。
「おぉ、うちの町内会、今年は奮発したなぁ」とか
「さすが三菱電機はやりますなぁ」(市内にエアコンと冷蔵庫の大きな工場があります)などと言いながら一つ一つの花火やスターマインを味わいます。
というわけで、例年は1万5千発を2時間ほどかけてのんびりと上げるのですが、今年は感染症対策ということで1万発を1時間とのことでした。
「1時間で1万発だと、けっこうバンバンあげちゃうんじゃないの?」
などと話していたのですが、ふたを開けてみたらそこはやっぱりのんびり屋の静岡の花火で、例年とそうそう変わることなく、1発上げてはまた1発みたいな暢気な花火が続いたのでしたw
はい、これが静岡気質ですw
というわけで前置きが長くなりましたが、あとはただただ撮影した花火の写真を挙げましょう。
いやぁ、これでいよいよ静岡の夏がやってきましたねぇw
市内ではこの後、27日水曜日に、日本平で1万2千発、8月7日日曜日には、清水みなと祭りで1万発の花火が予定されています。また、8月13~15日のお盆期間には、静岡護国神社で小規模ながら花火が上がります。
行けそうな花火はどれも見に行きたいですねw
日本平は、花火の20分前くらいまでピアノ教室なので、会場には行けませんが、どこか見えそうなところまで近寄って、少しでも雰囲気を味わいに行こうかなと思ってます。
みなと祭りは海上花火なので、どこかでカヤックを浮かべて・・・いや、それはさすがに危険ですが💦
なんにせよ、暑さだけではない夏が始まった気分です。ワクワクしますねw