今日は地域のお祭りに、焼きそば要員として駆り出されまして。
準備から焼きそばづくりから片付けまで、まぁ充実した時間を過ごしてきました。
60人分くらいは作りましたかね。気温は暑い時でも32℃くらいで、風も吹いていたので、6時間くらい外にいましたがそれほどつらくはありませんでした。ペットボトル2本飲み干しましたがw
それで、帰ってきてから小僧の勉強を手伝わされまして。国語の『空中ブランコのりのキキ』というお話だったのですが、個人的にはあまり好きなタイプの話ではなくw
あらすじはこんな感じ
あるサーカス団の花形、キキ。他にできる者はいないという空中3回転ができる唯一無二の存在として、人気を誇る。しかし彼は常に、「いつか他の者が自分に追い付いてくる。そうなったら自分の存在価値はあるのか」という不安を抱えている。
そのうち、予想通り、隣町に来ているサーカス団の空中ブランコ乗りが3回転を成功させたという知らせが入る。そんな折に出会った老婆にキキは、4回転に挑戦すること、失敗して死んでもかまわないことを話す。すると老婆は飲んだら一度だけ4回転を成功させることができるという薬があると話し、キキはそれを受け取る。
翌日、キキはその薬を飲んで見事に4回転を成功させるが、それっきり姿を消す。街の人たちは、その日にサーカスのテントの上から飛び立って行った、白い大きな鳥がキキではないかと噂するのだった。
というお話です。
それで、最後にキキについてどう思うかということを考えさせられたのですが、私的には
『命を賭してまで唯一無二の存在でいたいという精神性を自分は持ち合わせておらず、なぜそこまでの思いに至ったのか、彼のそれまでの人生を知りたい』
なんて思っちゃうんですよね。命あっての物種って言うじゃないですか。
そんな話をしていたらかみさんが、『先日遭難した平出さんと中島さんみたいな登山家の人たちは、それに近いんじゃないか』なんて話をしだしまして。
それでふと思い出したのが、ウーリー・ステック(ウエリ・シュテックとも)という登山家のことだったんですね。
この方は2017年に、平出さんと中島さんと同じく、ヒマラヤで滑落して亡くなっているのですが、それより以前にPEAKSという雑誌でその活躍を呼んでいたので、無くなったと聞いたときはずいぶん驚いたものでした。
何が凄いって、とんでもないスピードで名だたる岩壁や山岳を登ってしまうんです。
例えば、アイガー北壁という有名な岩壁があります。グランド・ジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、アルプスの三大北壁と呼ばれています。モンベルの会長である辰野勇さんが、当時の最年少記録として日本人としては2番目の登頂成功を果たしていたりもするのですが、通常ここを登るには2日かけて登ったりしていたわけです。
ところがウーリー・ステックはこのアイガー北壁を2時間47分33秒で登ってしまうんですよ。意味が分かりません。しかも7年後にはそのタイムを2時間22分50秒に縮めてしまうという。
三大北壁の他2つについても、グランド・ジョラス北壁は2007年に2時間21分。マッターホルン北壁は2009年に1時間56分という、これぞまさに異次元という記録で完登を成し遂げています。
それで、以前にも見たことがあるかもしれないのですが、登っているところの動画を見たくなって調べてみたら、けっこう長めのシリーズが見つかりまして。
こちらの動画を見始めたら止まらなくなってしまいました💦
というわけで、当然のようにブログに回す時間は短くなりまして、こんなところで終了するのですが、ウーリー・ステックの動画は、時間があったらぜひ見てみていただきたいです。字幕がつくので、倍速で見ても内容は十分わかるかとw
私が感じた思いへの、答えの一つが見つかるような気がします。