From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

タマを訪ねて和歌山初上陸 ~大混乱!新大阪駅~

 

とりあえず金曜日まできましたねぇ。今週はずっと喉の痛みに悩まされてますが、こちらのおかげで小康状態を保っております。いや、久々に、効き目を実感する薬ですね。

【プレミアムなだけあります】

もともと喉が弱くて、子供の頃からのどの痛みには悩まされ続けてきたのですが、今回はほんとに助けられてます。あと1日分しかないんですが。

通勤路にあるドラッグストアで、なぜか半額で売られていたので、無くなる前に買い込んでおきますかね。といっても、ここ何年かはそうそう風邪も引いてなかったので、無駄になっちゃう可能性もありますが。

とりあえず今夜も、薬を飲んでマスクをして寝ます。

さて、和歌山の旅も最終回。ことの顛末の簡単な報告は既に済んでおりますが、詳細について語るとしましょうかw

「新幹線が停まってるらしい」

という情報は、実は帰りの特急「くろしお」に乗る時点で、既に入手されていました。しかしそのときは軽く考えていて、「雪が降ってるみたいだから、関ケ原の辺で降雪による運転見合わせかなぁ」なんて思っていたんですね。

しかしそんな考えは、新大阪駅に着いたら考え直すしかありませんでした。

【おびただしい数のみなさんが右往左往】

【不安そうな表情が多かったのが印象的】

【混雑ぶりを物語ります】

このとき実際に何が起こっていたかと言いますと、

  1. 午後1時頃、東海道新幹線豊橋〜名古屋間で停電が起き、東京〜新大阪間の上下線で一時運転を見合わせ
  2. 上り線は午後1時20分頃にいったん運転を再開
  3. 愛知県安城市の下り線の架線に異常があるとして、午後1時40分頃から再び上下線で運転を見合わせ
  4. 午後5時に復旧するも、順次運転を再開するまで約4時間を要した上、再開後もダイヤが乱れる
  5. 合計74本が運休、114本が最大4時間28分遅れ、約11万人に影響

といった具合でした。私達が新大阪に着いたのは15時50分頃ですから、2度目の運転見合わせからすでに3時間が経過していたんですね。

とりあえずネットで情報収集をしようと思い、改札前のフレッシュネスバーガーへ陣取りました。

 

【普通の席はもう満席】

【ポテトとコーヒーで時間をつなぎましょう】

【小僧は得意の時刻表で情報収集w】

その間にも人は増える一方。改札の外の通路も、みどりの窓口に並ぶ行列と、券売機に並ぶ行列と、行き交うひととでかなりカオスになっていました。

【密でしたねぇ】

TwitterJR東海のサイトを見ている限り、しばらく動く見込みはなさそう。ということで、ママ達は近くにあった551蓬莱の行列に並んで、豚まん・焼売・ちまきをゲット。でも、列の長さはそれほどでもなかったのに、4〜50分程待ちました。

その間に、ようやく運転再開の見込みがたったのですが、時折入る放送はほとんど代わり映えがなく、「◯時◯分発ののぞみ◯◯◯号は、◯番線から発車の予定です。また・・・」という内容が繰り返されるのみ。実際に出発しているかもわからないし、何時の出発になりそうかもわからない。ましてや、自分たちが指定席を取っている「ひかり516号」にいたっては、情報が全く流れてきません。

仕方ないので電光掲示板を目視しに、改札の中に入ったり出たりをしてみたりして。

【516号が見当たらん】

しかし、全く動く気配は見られず。

知っている限りでは、こうした裏では『スジ屋』と呼ばれる方たちが、列車運行のダイヤグラムの引き直しを行い、列車の運休や運転のタイミングを決めていると思うんですが、そもそも線路上にも立ち往生している車両がいくつもあり、それらがある程度まで捌けないと新たな出発便も難しいような状態でした。

そのうち女性陣が豚まんの匂いとともに戻ってまいりまして、

「さっきから放送が時々入っているのに、ここにいるとそれもよく聞こえない」

「新幹線の改札に入ったほうが情報が入るのではないか」

と言うので、じゃあ中に行こうということにしまして、とりあえずコインロッカーから荷物を引っ張り出し、勇躍、在来線の改札から新幹線改札へと進みました。

新幹線の改札前は人でごった返していましたが、様子を見ると、みなさん新幹線の電光掲示板を見るために滞留している模様。後ろで待っていても何もおきなさそうだったので、人混みの中でもかろうじて動けそうな導線を見つけて、8人を引き連れて進入開始。どうにか改札までたどり着いて中に入りました。

【まさに人の壁でした】

【改札を入って振り返るとこの有様】

しかし、さすが日本だなぁと思ったのは、こうした混乱の中で、声を荒らげたり自分勝手な動きをしたりする人が1人だけだったこと。ほんとに1人だけ、駅員に向かって「いいからさっさとやれよ!」と怒鳴り散らすのを見ましたが、他の皆さんはじっと待ちの一手。これが春節の頃だったらどうなってたでしょうかね。それでも大人しく待ってるのかな。

さて、改札の中に入ったはいいのですが、先に入っていた方々も多く、9人でまとまっていられるところがなかなかありません。で、結局陣取ったのは、27番線(だったかな)に上る階段の途中、一度平坦になっているところ。ここにはまだあまり人が来ておらず空いていたのと、ホームとコンコースの間にあって、ある程度空気の移動があったのと、階段に座れることからちょうどよい待機場所となりました。

動線を塞いではいけませんし、空気の移動があればコロナの心配が多少和らぐのと、競馬場やWINSでは階段を椅子代わりにするのが常套手段だったことを思い出したからですねw

で、こちらを根城にして、トイレに行ったりキオスクに行ったり、電光掲示板を眺めに行ったりして過ごします。

【陣取っていたあたりからの眺め】

【なんで出発時刻の遅い660号が先に出るんだ、と一同不満】

【このときになっても状況は変わらず】

待っている間に少しずつ発車合図が聞こえるようになってきたのですが、のぞみばかりでひかりやこだまは全く名前が呼ばれません。

小腹がすいてきたので、キオスクでおにぎりを買って食べるなどして気を紛らわせました。

【ちりめん山椒は、やはり関西だなと】

【みなさん、あてもなくさまよっている感じ】

【こういうおじちゃん達、梅田のWINSでたくさん見かけたなあ】

おじちゃん達は、手にはワンカップでしたけどねw

【うちの電車がいよいよ最上段にw】

こうして少しずつ新幹線は動き出していたのですが、肝心の516号はいつまで立っても発車未定のままです。だんだんとみんなで、

「これはリニアで静岡県がごねてることに対する報復措置だよね」

「東京に戻るのを優先して、静岡県民は後回しってことだな」

「知事に報告しよう」

などと話すようにw

というのも、この時点まで出発していた新幹線は、全て静岡県内には停まらない新幹線ばかりだったんですね。つまり、静岡県民は後回しで東京に戻るのを優先するから、指をくわえて見てなさいってことだなとw

ちなみに、現役時代は県庁に勤務していたじいじから最近になって初めて聞いたんですが、JR東海静岡県に対する態度って昔からなんというか尊大で、「歯牙にもかけない」という態度が見え見えだったそうです。なので、県庁の職員(どのくらいの割合かは知りませんが)にはかなり悪印象だったとか。

どうもリニア問題は今に始まったことではないみたいですw

ただ今回の待たされようは、静岡県民をだいぶ敵に回しましたよ、マジでw

さて、そうこうして何度目かの散歩にでかけていたかみさんたちが、突然急いで戻ってきまして。何が起きたかと思ったら「こだまが出るってよ!」と。

いや、マジかい?と、急いで27番線ホームに駆け上がってみてみると、たしかに24番線ホームに16時54分発のこだま東京行きの文字が。こだまなら確実に静岡にも停まります。

どうしようかと考えまして。

というのも、このこだま、今のうちにホームで並んでしまえば座れるのは確実なはず。まだあまりみんな気づいてないから、動くなら今だろうという考えと、ここでこだまが動けば、乗る予定だったひかり516号もそのうち動くんじゃなかろうかという考えとが頭の中でバッティングしまして。

【こだまの青い文字が見えます】

結局、ひかりの座席は確実に確保できているから、とりあえずこだまに並んで両天秤にかけようということになりました。こだまの自由席さえ押さえていれば、ひかりは出発間際に乗り込んでも座れるわけだから、どちらか先発になる方に乗っちゃえばいいだろうと。

そしたらなんとも悩ましい状況になりまして。

【次発は516号じゃないか!】

いやいや、どうしたものかと。ひょっとしたら、こだまをひかりが途中で追い抜くというスジを引いてるかもしれないわけです。しかし、駅員さんに聞いても、そこまでの細かい情報はわからないとのこと。

迷いに迷いましたが、結果として選んだのは「いいや、先に出る方に乗っちゃおう」ということで、こだま752号をチョイス。ホームにもちょうどよく最前列で並ぶことができたので、座れるのは確実です。また、乗る予定だった列車は2時間以上遅れていて払い戻しは確実なので、指定席を捨てることになったとしても問題ありません

【ということで、5号車の自由席を確保】

出発!とばかりに、列車が動き始めたのは20時28分。最初のトラブルから実に7時間半後。私達が新大阪に着いてからでも4時間半が経過していました。

【俺たちは帰るぞ!静岡に帰るぞ!(四国R-14より 分かりますかね?)】

【ほっと一安心】

【からの爆睡】

徹夜組の子供会はさすがに耐えられず、3人揃って撃沈でしたw

さて、このこだまですが、時間の遅れを少しでも取り戻すためか、こんなに急かせるこだまは初めてだというくらいガンガン進んでいきました。なんせ駅につくたびに車掌のアナウンスで「この列車はお客様がお降りになり次第すぐに出発いたします。お忘れ物の内容にご注意ください」と入り、実際、駅への停車時間は極力少なくすぐに出発していました。そのおかげか、結局静岡に着くまでひかりどころかのぞみにも抜かれることなく。通常2時間半ほどかかる道のりを、2時間15分ちょっとで駆け抜けました。

【静岡駅に着いたら、のぞみがすぐにやってきました】

【乗る予定だったひかりは、10分ほど遅れて到着】

【駅は流石に落ち着きを取り戻していました】

こうしてまさかの停電トラブルでしたが、どうにかその日のうちに到着し、23時解散となりました。子供たちは9時間後に再び学校で再会ですw

大変な状況ではありましたが、みんなでいたのでかえって気が紛れ、忘れられない思い出になったねーくらいの感じで笑っていられたのは幸いでした。ちょっと学生のノリっぽくもあり、なんとなく懐かしい雰囲気でもありました。

初上陸となった和歌山ですが、結局JRと和歌山電鐵の敷地からはほとんど出てませんから、いずれ今度は、もっと面になるように動きに行きたいなと思います。その時は何で行こうかな。アミティで行きたいところですけどw

といったところで、そろそろ驚異の4500文字。長かった和歌山レポを終了いたします。