3連休に温泉でも行こうかなと思い、市内の安倍川をさかのぼった上流部にある『黄金の湯(こがねのゆ)』のホームページを見たら、なんとびっくりレッツゴーターキン(92年天皇賞(秋))。
市営温泉の横に、キャンピングカーサイトがオープンしていました。しかも、なかなかの好条件。
サイト利用料金は、大人(中学生以上)が1泊あたり2750円、小人(3歳以上)が1泊あたり1430円。我が家だと、6930円になります。
なんだ、高いじゃん。うちなんか子供がもう1人いるから8360円だよ、なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、ここにはちょっとしたからくりが。
まずはこちら、各サイトにAC電源15A付なんですよ。電源をつけると、ふつうは500~1000円程度とられますから、これはありがたい。
・・・いやいや、そんなんじゃ焼け石に水じゃないの。1家族で7000円なんて安いとは言えないよ、との声が聞こえてきますね。そこに、もひとつからくりが。
なんと、1泊すると、2日分の温泉代がついてくるんですよ。1日分じゃなくて2日分ってところがみそですね。つまり、到着したらまずはひとっぷろ。そしてチェックアウトしたらもうひとっぷろ浴びて帰れますよと。
この温泉代。大人は700円で子供は300円なんです。つまり、1泊だと大人1人につき1400円分、子供は600円分の温泉代が込みになっているということ。我が家だと、合わせて3400円になります。つまり、サイト代金だけで考えると、3000円程度ということになりますね。
いやー、これはびっくりダイユウサク(91年有馬記念)です。ちなみに、近所に住むキャンプ好きの友人に、夜11時を回ってLINEしてしまいましたが、そういうのができたって話だけは聞いてたそうで、さすがの捜査網です。
というわけで、3連休の間に湯治がてら下見をしてこようと思いますw
さて、日本平の話題も最終回。ロープウェイで戻っておしまいです。
往路は建物や風景の写真が多かったですが、復路は目に入りやすいせいか足元の石段の写真が多数ありました。改めて見ると、段差はそれほど大きくなく緩やかな段になっています。
見てみると、基本的な段を構成するのは大きな石ですが、奥行きを出すためかそれより小さな石が間を埋めています。そのおかげで斜度がなだらかになっているようです。身延山久遠寺の菩提梯とはまさに真逆。
あそこはマジで、転倒したらそのまま転落して命にかかわりそうですが、こちらはそんな印象は全くなく。
何となくこの石段、徳川家康の遺訓と言われている
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
を表現しているようにも思えますね。急な石段にして急いで高度を稼がなくても、一歩一歩をただ淡々と歩んでいけば、長い道のりも歩きとおすことができるのですよ、とでも言うような。
ちなみに、全国には長い石段を持つ寺社がほかにもありますが、ネットでちらりと見た限りは、ほとんどが途中に平らな部分があって休めるような構造のようです。金毘羅さんなんかは有名で、奥社まで行くと1368段と1159段の久能山より多いことは多いのですが、なんと片道1時間半ほどかかるとか。久能山は小僧が4歳半の時に30分ほどで登ってますから、1段1段の段差こそ少ないですが、道中の遊びはほとんど無いと言っていいでしょう。
そんなところはまさに、『重荷を負うて遠き道を行くがごとし』といった感じがします。
勘助は、武田信玄の家臣にいた山本勘助のことだそうです。ここは武田家が駿河に侵攻した折に久能山城が築城されたといわれてますから、その遺構ということが言えそうです。
このあたりは、1159段の間で唯一といっていい平坦な場所になりますね。
それでは、帰りのロープウェイに乗りましょう。それにしても、ロープウェイ乗り場へのこの階段の曲がりぶりは、どうにかしてここに通したんだなという感じがしますね。
こうして、地元の観光地を巡ってきました。日本平ロープウェイに乗るなんて、人生で何度目だろうというくらい、地元の観光地って地元民にとっては意外と身近ではないのですが、たまに行ってみるのはいいですね。
で、今回の記事を書きながら昔の写真をあたっていたら、6年前に石段を下から上がって、本殿などに参拝した写真が出てきましたので、明日からは引き続き、久能山東照宮のネタをサルベージしてご紹介しようと思います。
キャンピングカーを買う前の話題なので、キャンピングカーを買ってから始めたこちらのブログではまだ紹介していないはず・・・
というわけで、また明日です。