コロナで一時的に休止となっていたイベントが、今年は次々と復活しつつあります。
昨日・今日は『静岡クラフトビール&ウイスキーフェア』へと連日参戦。加えて昨日は、さんざん飲んだ後にこちらの催しへ。
3年前にもこちらには行っておりまして、その時の記事はこちら。
この時はなんと、JR東海浜松工場で行われている、『新幹線なるほど発見デー』からのはしごだったんですね。その『なるほど発見デー』は今年も中止。この2019年を最後に開催されていません。
同じJR東海でも、以前参加したさわやかウォーキングでは貨物基地などに入れてくれてるんですけどね。やはり新幹線が絡むと別なんでしょうか。
それでも、様々なことが、感染対策を銘打ちながらも再開されていますから、来年あたりはいよいよなるほど発見デーもいけるんじゃないですかね。どんなものでしょう。
さて、昨日の『夜の動物園』ですが、既に報告通り先週にも行っておりまして。そちらのレポとまいりましょう。
この夜の動物園ですが、例年駐車場は事前予約制。しかし、そういう「予め何か申し込んでおく」というのが苦手な我が家は、当然駐車場は予約しておらず。
そもそも行こうと決めたのが、数日前にたまたまポスターを見かけて、「おぉ、今年もやってるんだ」と思ったのがきっかけですから。
そんなわけで、いつもはシャトルバスで会場入りするのですが、今年は太り気味の小僧に少しでも運動させようと思い、自転車で往復することにしました。
距離は片道8kmほどですが、日本平動物園は、有度山丘陵の斜面上にあるため、最後に1kmで40mほどの坂を登らなければなりません。特に一番急なところは220mで17mを登ります。鉄道用語でいうと77‰(パーミル)となり、ちょうど箱根登山電車の最も急なところ(80‰)と同じくらい。
だいたい5%(=50‰)を超えるとロードバイクでもしんどくなります。さすがにこの区間は、かみさんと小僧は自転車を降りて歩きました。それでも、あとは特に疲れも見せず無事到着することができました。
手前の駐車場が自転車置き場になっていたのでそちらに自転車を停め、動物園までは5分ほどの歩き。ちょうどシャトルバスが切れたところだったのか、入り口はガラガラでした。
しかし、中に入るとこの賑わい。
夜の部が開園してから45分経ってましたので、全体的には落ち着き始めたころという感じでした。
それでは中へと進みましょう。
市民にもそれほど認知度は高くないかもしれませんが、日本平動物園は『レッサーパンダの聖地』ということになっています。
上のページには以下のように書かれているんです。
実は、日本平動物園は、日本国内の「(シセン)レッサーパンダ」の種別計画管理※を担っており、全国の動物園などで飼育されている個体の血縁関係などを把握し、適切な繁殖計画を立てています。
また、世界で飼育されている「シセンレッサーパンダ」のおよそ7割が日本で飼育されており、世界一となります。
そんな「(シセン)レッサーパンダ」の繁殖管理を行っている日本平動物園は、まさに「レッサーパンダの聖地」なんです。
以前、二本足で立つことで有名になった千葉市動物公園の「風太」くんというレッサーパンダがいますが、実は彼も日本平動物園の出身。生後9か月で千葉に行ったんだそうです。
そんなわけで、レッサーパンダは、園に入って一番最初の正面に、立派なレッサーパンダ館が建てられていて、そこで飼育されています。






レッサーパンダ館の中には、毎回テーマ展が行われているところがあるのですが、今回のテーマは『国際レッサーパンダデー』でした。


毎年、この時期の前後に夜の動物園が行われているのですが、こちらとも関係があるのかも?


どちらも密猟が問題になっているんですよね。
実は日本平動物園では、今年の5月31日に盗難事件が起きています。
1本5000万円!? 「漢方薬」に利用!?…サイのツノ盗難事件その動機は 『頭の骨』は無事なのにツノだけ 静岡市・日本平動物園 - LOOK 静岡朝日テレビ https://t.co/WaxmIcJsKz
— 静岡朝日テレビ ニュース (@news_satv) June 5, 2022
盗まれたサイの角は、漢方薬として高値で取引されるそうで、盗んだ犯人はそれが目的ではないかとも。
こうした考えの人がいる限り、人類には大きなしっぺ返しがくることでしょう。いや、もうとっくに来始めているか・・・。自然を敬う気持ちを忘れたら、人類に未来はないと思います。
ところで、こちらにはこんな立派なはく製も。
日本平動物園ではこのところ大型の動物が亡くなることが続いています。どれも、飼育に問題があったからではなく、事故や寿命でなのですが、今年もサイ・ゾウが亡くなりました。
サイは1989年から、ゾウは1970年から園にいたということで、本当に長い間私たちを楽しませてくれました。特にゾウのシャンティは、私より年上ですから、親子ともどもお世話になったということになりますね。
私たちはある意味、動物の自由を奪い、その代わりに安定した居住地を提供して、その姿を見せてもらっています。そうした前提の上で成り立っているということを忘れずにいたいです。
と、最後はやけにしんみりしてしまいました。続きはまた明日です。