今日は、やっと出そろった選挙のデータをいじくって、楽しんでおりますw
こちらは、各候補者の得票数を市町別に集計したもの。上から、中部・西部・東部地域とならんでいますが、御前崎市を除いて、あとはきれいにくっきり分かれてて笑えますw
すごく、静岡県らしい票の割れ方でw
マスコミでは「リニアが」「自民党が」争点と言ってますが、どう考えてもこれ、地域性が出ただけでしょってw ちょっと、ネイティブシズオカンでないと分かりにくいと思いますがw
ちなみにこれ、アメリカの大統領式の選挙だったら、大村さんの勝ちだったんだなぁってw
なんせ、全39市町のうち29市町で勝利してますからね。勝率7割4分4厘って、プロ野球が2リーグ制になってから最高の勝率が、1951年南海の7割5分0厘でして、それに匹敵する数字です。あ、でも、藤井聡太八冠は勝率8割3分3厘だから、もっとすごいな💦
とはいえ、結果は728,500票対651,013票で鈴木さんの勝利となりました。これは主に、大村さんが勝利した地域ではそれほど鈴木さんとの差が開かなかったのに対して、鈴木さんが勝利した地域では大村さんとの差が大きく開いたからにほかなりません。
上の表で青く塗ったところがそれを表してまして、この数字は何かというと、勝った方の候補の得票を負けた方の候補の得票で割った数です。数字が大きいほど圧勝であり、小さいほど僅差の勝利だったということになります。
この数字の平均をとったものが、その上の欄に表示されてますが、大村さんの1.334倍に対して鈴木さんは2.052倍。鈴木さんは、獲るべきところでがっつり獲ったんだなということが分かります。
それは、お膝元ともいえる地区の数字にも表れていて、大村さんのお膝元である静岡市葵区は2.246倍なのですが、鈴木さんのお膝元である浜松市中央区は2.832倍。住民としては、いい意味でも悪い意味でもお人よしでのんきと言われる静岡市民の特徴が出たんじゃないのかなぁとw
ちなみに、浜松は県西部地区、静岡は県中部地区の中核となる都市で、今回はそれぞれから有力候補者が出たのですが、県東部地区からは出ませんでした。となると、基本的には地元びいきという感覚が東部地区では働きにくいはずでして。
その東部地区では大村さんが全勝なんですよね。まぁ、西部よりは中部の方が近いってのもあるかもしれませんけど。これは鈴木さん、それなりの十字架を背負ったなぁとも思えます。
東部は伊豆を中心に様々な問題をそれなりに抱えています(伊豆山の違法盛り土による土砂災害など)から、そちらに注力しないと「やっぱり東部は軽視されてるんじゃないか」と言われかねません。地元の経済界の顔色も気になると思いますが、そのあたりのバランスがとても難しくなりそうです。
こちらは投票率の表。
これを見ると、西部地区での投票率の高さが目立ちます。西部地区すべての市町が、投票率では半分より上の順位ですからね。やらまいか精神の西部の特徴が表れたとも言えそうです。やることはやって、言うことも言おうぜ、みたいな。
のんきでお人好しな静岡市の人間は、やらないけど言わない(でも、陰で言う)みたいなところもありますから、気質としてはやっぱり浜松を中心とした西部の方が勢いがあっていいですね。
とはいっても、その静岡市も今回は3区とも投票率は前回より上がってますから、まぁ頑張ったといえば頑張ったのかw
で、昨日気になった女性の投票率ですが、県全体だと男性が-0.39なのに対し、女性は-0.53ですから、やっぱり全体的に女性の投票率が下がったようです。39市町中データのあるのが36市町。そのうち24市町が該当しますから、全体の3分の2の市町で女性の投票率の方が下回った模様。
原因などははっきりしませんし、実は前回は男性の方が低くて女性の方が高かったのかもしれませんから、今回の結果だけで決めつけるのは危険ですけどね。まぁ、ちょっぴり気になったというところです。
他にも深読みしたらまだまだ面白そうなのですが、夜も遅いことですし、本日はこんなところでw