From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

葬儀終了

祖母の葬儀が無事に終わりました。

夏前あたりから体調を崩し、8月は病院、そして退院後は介護老人保健施設で日々を過ごしていました。

だんだんと食が細くなってきてはいましたが、しばらくは、お見舞いに行けば話すこともできたし、耳も口も達者なままでした。

1週間ほど前から、付き添っていた両親から
「点滴が入っていかない」
「血圧が落ちてきた」
という情報が入るようになり、自分も可能な限りお見舞いに行くようにしていました。

亡くなる前日にも見舞いに行き、
「また、明日来るからね」
と言いおいて帰ってきました。

本当に、明日も会えるつもりでした。
でも、それが祖母に会った最後になってしまいました。

亡くなった当日は仕事がありましたから、会える限りは会えたんだと思うようにしていますが、
「もう会えない」
という事実は、とても重いものがあります。

これからは、実家に行っても、祖母の部屋の主はいません。
がらんどうの部屋があるだけです。
いずれ、その状況にも慣れていくのでしょうが、今はまだその時ではありません。
徐々に徐々に慣れていくんだと思います。

ところで。

子どもの時に葬式に出たときに、
「なんでお葬式なのに、みんなでご飯を食べて笑ったりしてるんだろう」
と思っていました。

この年になると分かります。
葬式は別れの場ですが、再会の場でもあります。
ふだん、なかなか会うことのない親戚が一堂に会するので、今回も久々に会ういとこ、そして初めて会う、いとこの息子に会うことができました。

子供の頃には、実家である祖母の家に集まって年末年始を過ごすのが恒例でした。昨夜の通夜の後には、その時の思い出をみんなで話しながら、はとこ同士になる子どもたちが遊んでいるのを眺めていました。

それはそれで、楽しいひと時でした。

今日も葬儀の後、お骨になった祖母が帰りたがっていた実家にようやく連れて帰り、別れを惜しむ子どもたちが楽しそうに遊ぶのを、みんなで笑いながら見ていました。

「私の葬式の時には、みんなでにぎやかにやってほしい」

そんな祖母のささやかな願いの通りの葬儀になったと思います。

おばあちゃん。
どうぞ安らかに眠ってください。