金曜日の夜ですね。
1週間で最も気を抜くことができて、ダラダラと過ごしてしまいがちな時ですが、
「あぁ、来ちゃったな」
と思ってしまったりも。週末は楽しみでもあるのですが、始まってしまえば時間は過ぎていくだけですから。その時が来るのを待ち望んでいる間が幸せなのかもしれませんw
で、今日は夕飯の途中からこちらを読み始めてしまって先ほど読了。
文庫本だと330ページほどとのことで、厚くもなく薄くもない量です。電子書籍で読んでいるのでその実感はないんですが。電子書籍ってかさばらなくて便利な反面、「まだ物語は中盤なんだな」とか「いよいよここから終盤に入っていくんだな」という実感がないんですよね。本の厚みって大事なんだよなって。
それで実は、この手の本をここ最近何冊か購入してまして。
なぜかというと、日帰り手術の後の時間が暇だったので、病院のベッドの上とか実家の布団の中で時間を潰そうと思ったのがきっかけです。
元々本は好きで、文庫本ばかりですがそれなりの量の小説が我が家にはあるんですが、ここしばらく購入するのは漫画ばかりでした。小説ってそれなりの時間がないと読めませんからね。
しかし、手術という機会があったため、久々に小説を読むことができました。というわけで、その機会となった手術の続きです。前置きが長い💦
手術台に上がって麻酔が効いたところで、いよいよ手術となりました。
手術台の上にうつぶせで乗ると、顔は四角い、病院でよくあるタイプの枕のような物体の上に。この体勢は今一つでしたね。もう少し楽にいられるようになるとよかったんですが。マッサージ台なんかだと、顔の部分だけ穴が空いていて床が丸見えなんてのもありますね。
そして手術台がウィーンと上がりまして、ほどよい高さになったら、テープをビーと伸ばして下半身に貼り付けている雰囲気に。恐らく、お尻の穴が丸見えになるように、お尻の肉を左右に広げてテープで固定していたのでしょう。腰のあたりには感覚が残っていたのでテープが貼られているのは分かりましたが、お尻の辺りは完全に麻酔が効いていて、どんな状況になっているかを感じることはできませんでした。
さて、それからの様子はいまひとつ覚えていません。ていうか、見えないところで何も感じないような状態でしたから、音だけで判断するしかなく。
その聞こえる音というと、先生の「電気メス」という声と、ジジジ・・・・という音。カチャカチャという金属音。それらが速くなった心拍数を表すピッピッピッピという音と一緒に鼓膜へと流れてきます。
局部麻酔で意識が完璧にありますので、そういう音はしっかり聞き取れてたんですが、気分的には
「あー、早く終わらないかなー」
というのと
「今のところの進み具合の割合はどうなってるんだろう」
という気持ちに9割方占められていたため、細かい記憶は正直すっ飛んでいました。
実際には予定通り30分弱で終わったと思うのですが、先生も忙しいせいかあまり無駄な言葉を言うわけではないので、進み具合が全く分からないんですね。なので終わるときも唐突に
「はい、終わりました」
といった感じで。「あと少しですからね」とか「これでおしまいです」とかが無いので、なんとも長い時間だったように感じました。
まぁそうは言いつつも無事に手術は終わり、手術台からストレッチャーへ移ると、経過観察のためにガラガラと隣の部屋に運ばれました。いやー、立派な手術患者って感じがしましたねw 視界には天井と点滴の袋くらいしか見えませんし。
それで、しばらくここで待機ということを伝えられました。おしっこが出るまで帰れないんだそうです。で、点滴はおしっこが出るようにつながれているそうで。とはいえ、すぐに出るようなものでもないので、寝たままその時が来るのを待ちます。かなり暇な時間になる予感があったので、スマホをオン。長い時間を過ごすために小説を久々に購入しようと考えました。
これでようやく、今回の冒頭につながるわけですw
さぁ、そんなわけで、この時に読み切れなかった小説を読んでいたため、本日の読書につながったのですが、おかげで時間は遅くなってしまいました。
続きは明日ということで。