From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

北の大地へ2024 day06-01 ~近くて遠い、わが国固有の領土を見る~

北海道キャラバンレポ。今日からようやく6日目ですが、まだ折り返しの手前ですね。

相変わらずのペースですが、まぁまぁお付き合いいただけたらと。

6日目は羅臼から野付半島を経由して根室半島へと移動します。

【6日目のルート】

今年はこの5日目から7日目にかけてが今年のキャラバンのハイライトだったなーと思います。『3半島物語』とでも名付けたくなる感じw

この日のキーワードは、北方領土野付半島、最東端でしょうか。どれも内容が濃ゆくて、また長くなりそうな気も💦

1日で動画・静止画あわせて446枚もあるし・・・3日間合わせると1430枚・・・。

写真を選ぶだけでも気が遠くなりそうです。なるべく要点を絞って・・・とは思いますが💦

と言いつつ、まずは夜の出来事から。

5日目のブログを更新したのが22時52分と記録が残っています。これは恐らく、まだダイネットが通常の状態で、一杯やりながら更新したものと思われます。

その後、歯磨きとトイレを済ませて寝床に入ったでしょうから、眠りについたのは23時半ごろでしょうか。

ところが、日が変わったあたりから、外を吹く風がだんだん強くなり、オーニング代わりにしているシートが風を受けて、バッ バッと音を立てるのが気になって目が覚めてしまいました。

どこかで紹介していますが、オーニングの代わりにシートを吸盤のフックやS字フックで車に固定しているのが、我が家の方式になっています。吸盤自体はけっこう強力なのですが、それでもネジなどで固定されているものに比べると、そこまで強くはありません。

とはいえ、これまでにも結構な強風にも耐えてきていたので、これくらいで風が収まってくれればなぁと思っていたのですが、その願いもむなしく風は強くなるばかり。風を受けるシートの音も、大きくなる一方です。

そんな状態が1時間くらい続いたでしょうか。さらに風が強さを増したように感じ、さすがに限界ではないかと思ったため、意を決して、外に置いていた道具を撤収することにしました。最悪の場合、シートが風で吹き飛ばされて、場外に飛んでいく可能性も考えられたからです。

外に出てみると、想像していた通りけっこうな強風が断続的に吹きつけてきます。これはしまうことにしてよかったぜと思うやいなや、『バンッ』という音がして吸盤のフックが崩壊しました💦

なんとかシートが飛んでいくのは防げたため、急いでシートをつかみ、小雨が舞う中でシートを畳みました。強い風の中だったので難儀しましたが、そのうちかみさんも出てきてくれたので、20分ほどかけて、シートやいす、テーブルなどをとりあえずアミティの中に放り込み、なんとか最悪の事態は免れました。

で、翌朝のキャンプ場の様子がこんな感じです。

【フルスクリーンがひしゃげてます】

これは9時過ぎの様子なのですが、フリーサイトにタープとテントはそのまま張って、外に出かけた方たちがいまして、ロープの張りが甘かったのか、フルスクリーンのタープが完全に風の勢いに負けてしまっています。

風に強いと言われるヘキサタープは何とか形を保っていますが、その下に張ったテントも、かなり風の影響を受けていました。

直しに行こうかとも思いましたが、トラブルのもとになっても嫌ですし、そもそも自分たちの方の片付けもあったので、飛散しないといいなぁと願うのみでした。幸い、そのうち持ち主たちが帰ってきて一生懸命修復してらしたので、まぁ大事にはならなくてよかったかなと。

ちなみに、前日は写真で載せたように、周辺は霧に包まれていて幻想的な雰囲気でしたが、この日は風ですべて吹き飛ばされたようで、空は青空が広がっていました。

【持ち主の方たちが直しているのが見えますね】

【本当に気持ちのいいキャンプ場です】

【キャンピングカーサイトはこんな感じでした】

木の棒と電源付きの照明の間に、実は水道もあるんですよ。飲み水としてOKかはわかりませんでしたが、手を洗ったりするのに便利でした。

【こちらは電源付きオートサイト】
【クマよけの電柵は、ここで取り外して出入りします】

【この建物の左側が入り口で右側が出口になります】

ちなみに、他の方に迷惑にならなければ、特に出入りに時間制限はないとのことでした。

【お世話になりました】

夜のハプニングはありましたが、久々にキャンプ気分を味わえて楽しいひと時でした。ここを根城に、羅臼をじっくり楽しんでみたくもなりますね。

さて、この日は根室まで移動します。RVパークの予約が取れましたし、移動距離も200km程度と余裕があります。

というわけでちょこちょこ寄り道をしながらの移動となりました。

キャンプ場を10時過ぎに出発し、20分ちょっと走ったら、道端にカメラマークの標識と駐車場を見つけました。

Googleマップより】

なんとなく、これはちょっと寄った方がいいんじゃない?と思い、駐車場へとアミティを滑り込ませました。

【そこそこ広めに土地がとられています】

この駐車場から見えた景色が・・・・

【あれは羅臼岳ですね】

知床の山脈から羅臼側へと、雲が流れるようにかかっている風景。そして・・・

【船長!海の向こうに島が!】

北方領土国後島が、根室海峡の向こうに姿を見せたのでした。

昨年、稚内に行った時に、稚内駅の中で北方領土返還の署名が行われてまして、家族で署名をしたんですよ。

【署名をする小僧(タミヤのリュックを背負っています)】

それで、特に小僧の北方領土への思いが育ったのか、「今年も署名をしたい」と話していたんです。それで「どこかで機会があればね」なんて答えていたんですが、その前に、ここで初めて北方領土をわが目で確かめることになったのでした。

というわけで、この日のキーワードのひとつ、北方領土が早速登場となったわけです。

【パノラマっぽくなるかな】

ちなみに、この駐車場は『峯浜パーキング』と言います。

国道沿いとはいえ小さな駐車場ですが、国後島までは25kmほどの距離で、比較的近くで眺めることのできるポイントに偶然出会ったのでした。

【アミティと羅臼岳

【アミティと国後島

スマホのカメラでもこんなふうに国後島を撮影出来ます】

自分自身、初めて目にする北方領土です。「あれがそうなんだ」と思うと、なんとも歯がゆい気持ちになるのでした。

さて、ここで10分ほどを過ごして再出発しましたが、すぐ先で再びストップ。今度は、飲み物を買おうと思い、見かけた地元の商店へ。

【なんとも素敵です】

いやもう、簡易郵便局併設の商店さんって、お店の歴史をひしひしと感じますよね。

【向かいにはこんな建物も】

左側は間違いなく、以前はラーメン屋だったはず。右側はおみやげを売ってたんですね。知床名産とありますが、何が売られてたんだろう。昆布とかですかね。

【こんな看板も】

今思うと、こういうところも寄ってみればよかったかなぁ。

Googleマップの口コミで、丹念に写真を上げてくださっている方がいたので見てみたら、元々は学校の校舎だったところが廃校になり、資料館として利用されているようです。って、調べてみたら羅臼町のHPに載ってました。

平成22年3月31日に106年の歩みに幕が下りた植別小中学校の校舎を再活用し、新たに郷土資料館として平成23年12月より開館しています。

小僧と同い年くらいでした。なんとなく感慨深くなります。

無事にドリンクを購入して、再びスタート。

【変わった建物があったので急いで撮ってもらいました】

ここは標津ニコライ亭という、今は廃墟になっているドライブインのようなところ。2002年頃までは営業していたそうです。

さすがに、廃墟による趣味もないし、時間もありませんw

【あっ!アミティだ!】

ここは、ポー川史跡自然公園というところ(だということを後になって知りました)。このポー川ですが、Googleマップで見るととても面白いことになっています。

上の地図を、ちょっと右上にずらしていただくと、とても面白い地形になっています。

ここも寄ればよかった💦

ちなみに、こちらに寄っていたらしいアミティのご家族とは、この後顔をあわせることになります。

その場所がこちら。

【その名も北方領土館】

ここはどうやって見つけたんでしょう。自分でも覚えてません💦

通りかかったところで目に入って、急遽寄ることにしたのか、ナビに表示されたので、興味本位で寄ってみたか。後者の方が可能性は高いんですが。

小僧が北方領土に興味を持っていることもあり、よい機会だと思って寄ってみることにしました。その駐車場でアミティのご家族とお会いしたのですね。

そのあたりのいきさつからは、また明日に回すとしましょう。