※ボンヤリ過ごしていたため、この日はほとんど写真がありませんでしたので、テキスト中心です。
(起きるのは8時近くかな。台風はどうなってるかな)
と思いながら寝ていると、
コツン、カラカラ・・・
と、何かが落ちて転がる音が。
(何か、落ちるようなもの、置いてあったかな)
と思いながらも、眠いので拾いに行くようなことはしません。
と、またもや、
コツン、カラカラ・・・
(おかしい、霊の仕業か)
などと思ってもみましたが、何度かそれが繰り返されてようやく気付きました。
木の実(か、それに類するもの)が風で落ちて、キャンカーに当たっていたのですね。
で、そのうち、キャンカーがゆらゆら揺れるようになりました。
(かみさんの寝返りか・・・)
と思っていましたが、これも頻繁に起こるので、キャンカーが風に揺られているのだということに気付きました。
しかし、台風らしい影響はこれくらい。そのうち、音や揺れは気にならなくなり、7時ごろまですっかり熟睡でした。目が覚めたころには雨や風はおさまっていて、なんとも拍子抜け。しかし、雨雲レーダーなどを見てみると、その後に強い雨風がやってくるようです。その間隙をぬって早々と撤収を済ませたS君があいさつとキャンカー見学に来てくれました。天候の変化をしっかり読んで臨機応変に対応しているところ、キャンパーの鑑ですね。我が家は、天候がどうであれいつものペースを崩さず、
「まずはコーヒーだ」
などとのんきにしているところを見られてしまい、汗顔の至りでした(´▽`)
S君と別れの挨拶を済ませると、ようやく朝食です。朝食は定番のホットサンドと野菜スープ、そして昨日の残り物を温めます。車内でかみさんが調理している間、我々は、Yちゃんちの荷物の撤収を始めました。ブルーシート式サイドオーニングは、夜半の雨風をものともせず、まだこの時点ではなんの問題もなく使えていました。子どもたちは片付けの邪魔なので、先に子ども用の食事を作ってキャンカーの中で食べさせておきます。
テント内まで車にしまい終えると、いよいよ雨が降ってきました。ちょうど朝食も完成したということで、キャンカーの中で朝食をとることに。子どもたちをテレビとともにバンクの上に追いやり、大人4人、ダイネットで食事です。ぎりぎりなんとかなるなぁという広さでしたが、大人4人と子ども3人の合計7人が車内に入っているのですから、ライトキャブコンと言えどもなかなか大したものです。特にこのような、雨や風があるときには助かります。
【子どもたちをバンクに追いやって大人は食事】
そのうち、一時的に強い雨と風がきたものの、キャンカーの中は快適そのもの。残念ながら、途中でブルーシート式サイドオーニングをつけている吸盤がひとつとれてしまい、補修(もう少し取れにくいところに吸盤を動かしただけ)。最後までもたせることはできませんでしたが、そこそこの雨風なら十分に耐えうることは分かりました。
結局、他のキャンパーさんたちがすべて撤収して帰路についた後もキャンカーでのんびり過ごし、Yちゃんちも用事があるということで11時ごろようやく解散。その頃には雨風もだいぶ弱くなっており、我が家がキャンプ場を後にする頃には天気は回復し始めていました。
風を心配していた海沿いのR1BPも難なく走り、帰路の途中でタープを探そうと、地元のアウトドアショップSWENや、ジャンボスポーツシラトリに寄りながら帰宅(お望みの品は見つかりませんでした)。
題名のわりに、台風の影響をほとんど感じなかったキャンプでしたが、テントキャンプだったらなかなかこうはいかなかったでしょう。そういえば、濡れたテントのフライを車にかぶせて乾燥させたまま仕事に出かけたこともあったなーと思い出しながら、キャンカーの良さを改めて感じたキャンプになりました。