同じ緑のものでも、こちらは雨がたくさん降った方がいいのでしょうが。
【小さな森ですね】
というわけで、雨池からの帰り道です。来た道を戻るわけですから、新しい新鮮な発見があるわけではない・・・というわけでもなく、来た道を反対から見ると、またいろいろな発見があるものです。
【というわけで、スタート】
来た時と太陽の位置が変わっているので、こんな太陽に照らされた紅葉と、影になっている森とのコントラストを楽しむことができました。
【赤と緑が映えますね】
林道は、少しだけ傾斜しています。行きは下りで帰りは上りになっています。太陽の向きが変わって、行きはうまく撮れなかった空と森とが、帰りはきれいに撮れていました。
【林道を行きます】
池から28分で、峠への上り口に到着。行きは29分でしたから、ほとんど同じタイムですね。
池から林道まではそれなりに登っているにもかかわらず、タイムがほとんど変わらないというのは不思議ですが、同じ道を歩く場合(ピストンと言います)、行きよりも帰りの方があっけなく着いてしまうことがよくあります。
一度通ったことで道を分かっているというのが大きな理由だと思いますが、気分的なものだけでなく、実際に(実質的に)速く歩けているとは思ってもいませんでした。
同じ現象は、ジョギングで往復コースを走る時にも、必ずと言っていいほどありますね。マラソン大会のコースも、ワンウェイより往復コースの方がいいのかもしれません。上り下りのアドバンテージもなくて平等ですしね。
【13:17。いよいよ登りです】
さて、この道標から雨池峠の道標の間、行きの下りでは62分かかりました。帰りはどれくらいかかったかというと。
【13:27。まだまだ序盤です】
さすがに空身なだけあって、子供の方がかみさんより先行していきます。足下は、往路よりも時間がたって乾いてきており、歩きやすくなっています。ちなみにコースタイムでは30分ということになっています。
【13:32。登山道に日が射しています】
【13:33。この直後、こけました】
【13:34。振り返ると、空が開けて見えました】
あらためて、地図上では600mしかないはずのゴーロの道ですが、ずいぶん長いなと感じます。
【13:35。実は、今日初めての横向きの写真です】
【13:41。下の町まで見えました】
この上りの途中、2グループとすれ違いながら言葉を交わしました。まあお決まりで、「あとどれくらいですかね」「〇分くらいですかねー」と、カメラの記録を見ながら情報交換。
4年生くらいの女の子のいる家族連れや、元気な初老のグループとすれ違いましたが、初老のみなさんは「ここからまだかかるんじゃ、今日はやめた方がいいね」とあっさり判断。でも、アウトドアでは引き返す勇気が大事ですよね。さすがです。
【13:52。もうすこしかな】
徐々に傾斜が緩まって、登山道の荒れている地点までやって来ました。行きは、序盤の難関でした。
【14:04。最後の難関】
泥の登山道を抜けると、ついにゴーロが切れて雨池峠の分岐に到着しました。ほとんど休憩なしで、登りは50分。
【14:07。雨池峠の道標に到着】
なんと、帰りの方が12分速く抜けることができました。まあ、行きは途中で大休憩を取ってはいるのですが、それがなくても帰りの方が速いです。
かみさんが来る前のリサーチで
「みんな、登りの方が速かったって書いてる人が多いよ」
と言っていたのですが、我が家も登りの方が速いという結果が出ました。よくあることとはいえ、登りは登りでかなりしっかり登っていますから、不思議といえば不思議です。
とりあえず、常に小僧がかみさんを先導していく感じで、子供の成長を感じられたのが一番の発見でしたかね。今後の山行のめどが立ったと思います。
この後は、寄り道しながらの帰路が続きますが、続きはまた明日です。