無事に切符を手に入れて、むかったのは富士見高原スキー場。
私自身は、スキーを始めたのは大人になってからで、一応、板をそろえて滑ることはできますが、コブは滑れないといったレベル。コブのない上級者コースは下りられますが、コブがあると止まりながらでないと下りられません。
かみさんはもともと運動そのものが苦手なのですが、自転車とスキーは誰でもできるものだからと説得し、ウェアは買ってあげるからとなんとかスキーに引っ張り込みました。5~6年スキーに通って、常にボーゲンの永遠の初心者ですが、なんとか中級者コースなら滑り降りてこられるようになりました。
というわけで、小僧も一緒にスキーができるようになったら、冬の家族の楽しみができるなと思っていたのですが、何度かそり滑りに行ったときに、顔に雪がかかったのがいやだったのか、しばらくの間はスキー場に行っても雪遊びが主で、そり滑りもほとんどやりませんでした。
それが少しずつ意識が変わってきたのか、昨シーズン前には
「そろそろスキーやってみるか?」
と聞くと
「やってみようかな」
という答え。
残念ながら昨シーズンはアミティにスタッドレスを履かせるのを迷った挙句回避してしまったので、久々にスキー無しのシーズンになってしまったのですが、今シーズンはいよいよアミティにもスタッドレスを履かせ、スキーにチャレンジすることに。
ところが、前夜までは
「おれ、やっぱりスキーは無理だ」
と、目前にして怖気づいた様子。
まあ、ここで無理強いしても、それで決定的に嫌いになられては元も子もありません。気が向いたらやればいいかということで、今回はスノーランドで遊びながら、かみさんと交代で滑ることにしました。
午後の到着で、昼食もまだだったため、ひとまずレストランへ。ところがこれが大混雑で、まず食券を購入するのに行列。次に、注文をするのに行列。極めつけは空いているテーブルもなしと三重苦。
とりあえず席を確保しなければと、かみさんと小僧には食券の列に並んでもらっていたのですが、10分ほど待ってようやく席を確保したところでかみさんから
「列がすごいから、あきらめて1階に下りてみた」
との連絡が。
せっかく席を確保したのになと思いながら、1階に下りると、そこの蕎麦屋も大行列。どうも食事ができる雰囲気ではありません。仕方ないので、先に雪遊びに行って、空いたころに食べに来ようとチケット売り場に行き、スノーランドの入場券(1100円×3人分)と回数券(3200円)を購入。したのですが・・・
ちょっとトイレに行ってくるわとトイレに行って戻ってくるまでの間に、小僧が1階の売店で目にしたパンダスキーに興味をもち、
「あれを履いてスキーをしてみたい」
と言い出しました。
「何をいまさら!」と思いつつも
「これはチャンス!」と思い。
結局、その場でパンダスキー購入と相成りました(´▽`)
【これ以上ないほどの緩斜面で遊びました】
【それでも転んでましたが・・・】
自分の道具を手に入れた嬉しさと、少し(10mくらい)でしたが、滑り降りることができた楽しさがあったのか、結局それからおよそ2時間半にわたり、雪の上でパンダスキーを楽しむことになりました。
それでも、午後券ではなく回数券を買ったおかげで、こちらは次回に繰り越して使えるので、また来週あたり富士見高原に出陣しようかと思います。
ただこのパンダスキー、帰宅後に調べてみたら、スキーをやろうと思うのなら絶対に使ってはいけないものとして、かなりの酷評(´・ω・`)
たしかに、足は固定されてないし、エッジは効かないし、同じものを履いてスキーをやってみろと言われたら、怖いでしょうね。ただ、小僧はパンダスキーのおかげで、自分もスキーで滑ることができるかも、と興味をもってくれました。
初めから足が固定されていて、重さもあるスキーを履いていたら、転んだときに足をひねって嫌になるか、そもそもスキー靴を履く時点で弱音を吐くかといったところだったでしょう。
一応小僧に、パンダスキーと本当のスキーとの違いを説明して、
「本当のスキーだと、もっと上手に滑れるようになるんだって」
と伝えたら、本来のものをやってみようという気になっているようなので、次回は小僧に合ったサイズのものをレンタルしてみようと思います。
こうして、意外なほどにスキーを楽しみ、スキー場のクローズまで昼飯抜きで遊んでしまいました。親は1本も滑らずでしたが、これを機に、小僧が少しずつスキーに慣れて行ってくれれば、まあいいかなと。