キャンプレポが終わったら、その後は風邪をひいて長いトンネルに入ってしまい、ようやく出口が見えてきたところなので、その間にこれといったネタがないなと。
そう思ったら、キャンプに行く前にディーラーに行ってかみさんの車を受け取り、買い出しをしながら自宅に戻る途中でパン屋さんに寄ったのですが、市内でもお気に入りのお店のひとつなので、そちらの紹介でもしておこうかと。
一応写真も撮っていたのでしたw
ちょっと回りくどいところから話を始めますが、独身の頃一時期富士市に住んでいたことがあって、そちらにもお気に入りのパン屋さんがありました。
『パンの家 小麦屋』と言いまして、こちらのパンがとてもおいしくて何度も通っていたのですが・・・
当時調べてみたところ、こちらのお店のおいしさの秘密は、「富士山の溶岩を使って作った窯です」というのを何かで見つけ、「じゃあ、同じ窯を使っているお店なら、そちらもおいしんじゃないか」と安易に考えて見つけたのがその名も
『ぱんだぱん』
でした。
たしか、小麦屋の窯を作っているメーカーを見つけ、そこのメーカーが窯を納めているお店を見て発見したような。今回検索してみましたが、情報が見つかりませんでした。
さて、そのぱんだぱんがこちらです。
こちらのお店の最大の特徴は、お肉屋さんのお肉のように、パンがケースの中に並べられていて、注文するとそれを店員さんがひとつひとつ取ってくれることでしょう。
それこそ、今はコロナで大変な時ですから、普通のパン屋さんのようにパンが置かれていて、誰がそのそばでしゃべったり、最悪くしゃみをしたりしたか分からないような状態を想像してみたら、この方法はとても安心で、このお店にしかないストロングポイントになると思います。
こうした販売形態をとっているパン屋さんというのは珍しいのではないでしょうか。
これは特別コロナのためにこうしたというわけではなく、10年以上前からずっとこのスタイルなのです。
ちなみに、ひとつひとつの種類の個数はそれほど多く準備されていません。そうでないとこのお店のサイズでこの形態は難しいのではないかと思われます。ひょっとしたら見えないところに在庫が置かれているのかもしれませんが。
写真を見て分かる範囲では、少量多品種の品ぞろえとなっています。これは、ある農家の方がとっていた戦略と同じですね。その方は、珍しい種類の野菜を、それほど多くは栽培しない代わりに、多種類そろえることで、年間を通じて収穫があるという状態を作っていました。
最近はやりのおいしい食パン屋さん(いわば多量少品種)とは、真逆のビジネススタイルと言えそうです。どちらも成功しているようですから、どちらもありなのでしょうが、多量少品種の場合、その種類が飽きられたら終わりですから、そこが怖いですね。
静岡に来ることがあったら是非お寄りください・・・と簡単には言えないような立地ですが、市内で一つだけパン屋さんを挙げるとしたら自分はここかなーと思うようなお店です。