昨日はコロナの話題で終わってしまったわけですが、蓋を開けてみたら地元静岡市の陽性者は1人。県内も18人と、年が明けてから初めて20人を切ったとのこと。
今陽性として出るのは、1月半ば以降の感染ということになりますから、緊急事態宣言の効果があったか無かったかと言えば、まぁやはりあったと言えるんでしょうね。
何となく思うのは、日本の構造はやはり『お上→下々』という意識から抜けきってないんだろうなと。下々は、お上に任せておいて良い結果が出ればそれでいいし悪い結果が出れば文句を言えばいいと思っているし、お上はお上で、下手をうってもどこかで尻尾切りをして済ませちゃうような。
個人的には、日本は市民革命が無かったからなーと思っています。そういう意味では、東アジア諸国はみんな似たようなものかなとも。
この辺りの構造的な問題はいかんともしがたく、欧米から形だけ輸入しただけではどうにもならないだろうなと思っています。
本当はマスコミにそういう構造を変えていく力があると思うのですが、マスコミも有効に機能しているとは思えないしなぁ・・・。
まぁ自分も、こうして文句を言ってるだけで何を変えられるわけでもないんですけどね。
さて、北斗星の旅の続きです。レール音を枕に眠りに落ちて目覚めると、列車は既に北関東の辺りに。到着までは残り2時間ほどとなっていました。
この旅ももうすぐ終わりだなぁと思いながら、着替えと朝食を済ませたら、列車内を堪能しに出かけます。すると、食堂車の所にはこんなポスターが。
この食堂車は、前回の2010年の時には利用しましたが、この時は小僧がいることもあって利用しませんでした。時間的に合わなかったというのもありますが、今思えば利用しておけばよかったかな、とも。
この後、廃止となるまでの残り2ヶ月で何人の方が座ったんでしょうね。
この時はついでにシャワールームも見学。こちらは1度も利用することがありませんでした。
このシャワー室は、食堂車と連結しているロビーカーについていました。到着まで残り30分ほどとなったこの時刻ともなると、みなさん自室に戻られたのか貸し切り状態。存分に堪能させていただきました。改めて見てみると、窓も大きくとても居心地が良さそうです。後ろにあるボックスには、以前は公衆電話があったんでしょうかね。
ちなみに、別の意味で寛げる所といえば、この廊下の椅子でした。壁に収納されていますが、パコっと開くとひとりが腰かけられる椅子が出現します。この機能、キャンピングカーでも使えそうな。
こうして車内を堪能したら、いよいよ到着時刻が近づいてきたので、自室に戻って荷物をまとめました。
こうして列車は10時過ぎに上野駅に到着。あー、終わっちゃったなぁという気持ちと共に降車しました。
久々に写真を見返しましたが、なんとも懐かしいですね。そして無くなってしまったことが非常に惜しい。
WEST EXPRESS 銀河という列車が運行を始めてはいますが、こちらも夜行になるとはいえ寝台車ではありません。
またいつの日か、こうした旅情を感じられる列車が運行する日が来るといいなぁと思います。