From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

走って歩いて遊んだ5日間 ~鳩待峠から山ノ鼻へ~

栃木から帰ってきました。

今回の家族旅行(かみさんの実家バージョン)は、2泊3日で往復鉄道+レンタカーという旅行でしたが、湯水のようにお金が出ていきました。次のボーナスまでもつか本気で心配です。

これは、今年から小学校に上がった小僧にかかるお金がグンと増えたからに他なりません。昨年までは電車代はただでしたし、宿代も安く済んでいたのですが、今年から電車代は大人の50%ですから、かみさんと折半しても通常の1.25倍、宿代は大人の7~80%かかるので1.35~1.4倍かかります。

今まで2食付きの宿をとる場合、~15000円が標準、~20000円が豪華、それ以上はやむを得ない場合以外は考えないという感覚でいたのですが、これからは15000円の宿でも70%とられると20000円をオーバーしてしまいます。これまでの予算の感覚でいくのなら、11000円くらいに抑える必要がありますね。

キャンピングカーでの旅は、これに比べるとずっとリーズナブルです。もちろんキャンピングカーの車両代はかかっているわけですが、ローンとしてカードから引き落とされるため、財布からお金が出ているという実感がありません。山梨・尾瀬の旅は4泊5日でしたが、財布から出ていく実感のあるお金で比べると、今回の4分の1~5分の1ぐらいでした。

さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ尾瀬ヶ原に向かって歩き始めました。まずは山ノ鼻までコースタイムは60分。
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【10時30分にスタートでした】

序盤は木道ではなく、木と石で組まれた段を下っていきます。登山靴を履きならす暇のなかった小僧がどこまで行けるかがちょっと心配でした。
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【10時32分。身体慣らしの時間帯】

途中にはベンチが何カ所かあり、距離が表示されています。そこそこ歩いたかなと思ったら、まだ270mでした。まあ、よくある思い込みですが。
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【10時37分。7分で270m・・・のろい】

そのうち傾斜が緩くなると木道が始まりました。ここからはほとんど木道の上をひたすら歩くことになります。
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【10時40分。かみさんの前に小僧がいます】

この、鳩待峠と山ノ鼻の間の木道は、所々傾斜の急なところもあるので、このような黒いゴムのマットが滑り止めとして敷かれていました。これはとてもありがたかったです。
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【10時42分頃。まださすがに元気でした】

このあたりから、雷の音が大きく聞こえるようになり、ポツポツと雨が降り始めたため、50分ほど歩いたところにあったベンチで、カッパの上着とザックカバーを装着。
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【11時00分。カッパを着ると蒸し暑かったです】

この辺りから、慣れない格好に早くも小僧が根をあげ始め、少し歩いては水分補給やら糖分補給を繰り返しながら、ゆるゆると進んでいきます。初めての経験ですから、とにかく元気づけながら少しでも前に進むことを考えました。
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【11時09分。約40分で1.33km前進】

途中には電柵に囲まれた場所が。シカの食害などの関係でしょうか。
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【11時15分。中の植物は何でしょう?】

雨は時折強く降ることもありましたが、木の下に入るとそれほど強く落ちてくることもありません。樹林帯が続くのと蒸し暑いのとで、カッパを脱いで腰に巻き、さらに前進を続けます。

すると途中ですれ違った方たちが
「この先でクマが出たから、鐘を鳴らすのを忘れないように」
と教えてくれました。そう、この尾瀬や隣の日光の国立公園は、ツキノワグマの生息地でもあるのですね。

そんなわけで、クマの通り道になっているところには、人の存在や通行をクマに知らせるための鐘が設置されていました。
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【11時24分、クマ避けの鐘を鳴らす】

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【11時25分。こうした立札が立っていました】

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【11時30分。この開けた場所が通り道になっているようです】

さて、コースタイムは過ぎてしまいましたが、まだ山ノ鼻まではたどり着きません。途中でカッパを着たり脱いだり、補給をしたりというのが多かったからですね。自分自身も、歩くのに身体を慣らさなければいけないので、遅くてもウォーミングアップにはいいペースだと考え、小僧を励ましながら進みました。
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【11時43分。まだまだです】

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【11時44分。記憶が正しければ、この川を渡ると山ノ鼻まであと少し】

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【11時51分。前方に人工物が見えました】

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【11時52分。ついに山ノ鼻ビジターセンターに到着】

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【11時53分。雨粒が見えます】

1時間23分で山ノ鼻に到着しましたが、到着する5分ほど前から雨足と落雷が急に増え始め、ビジターセンターに到着する直前に、一気に土砂降りの雨が降り始めました。小僧がもう少しへこたれてペースが落ちていたら、この雨にやられて戦意喪失していたかもしれません。そういった意味では、慣れない装備でよく頑張って歩いたと思いますし、そのおかげで小僧も私たちも最悪の状況にはならずに済みました。物事がうまく回る時は得てしてそういうものです。

とはいうものの、土砂降りの雨と落雷だけはどうにもなりません。とりあえず山ノ鼻で停滞は決定なのですが、私たちより軽装の方たちも多く(割合的にはその方が多いくらい)、雨宿りをする場所にも事欠くといった状況でした。

とりあえず、停滞を兼ねて休憩と昼食にしようと思いましたが、場所があるかどうか。

といったところで、続きはまた明日です。