今日はようやく暑さが落ち着きまして。
その代わりに湿度がやや高め。夕方になってようやく52%まで落ちましたが、日中は60%超え。気温が下がってきたせいもあって、今は70%超えです。昨日の同じ時間帯は60%でしたから、だいぶジメリ感がありますね。PCの前に座っていても、汗がじわじわと出てきます。
あ、ちなみに現在、エアコンは動いてません💦
さて、天気のこともとりあえず一通り語り尽くした感があるので、話題を元に戻しましょうw はい、ミニ四駆です。
ジャパンカップの大型練習会とも言えるプレ静岡大会。最大の課題は、話題になっていたグランピーチェンジャーではなく、ダブルバウンシングだったというのは先日取り上げたとおりです。
私と小僧は、1日目の午前は行けなかったのでその午後から参加。しかし、恐らくそのセッティングが4つの中で最恐だったと思われます。その要因は
- 緩斜面からのジャンプ
- 頂点間の短さ
- 急斜面への着地
の3つです。それぞれについて説明してみましょう。
1.緩斜面からのジャンプ
緩斜面からのジャンプ、一見すると「高く跳び上がるわけじゃないから、着地も落ち着いていいんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、それとは異なる問題が生じます。
ミニ四駆にはブレーキが存在します。これ、ミニ四駆を多少なりともかじっている人以外には、「は?」とか「え?」とか「どういうこと?」って言われるのが定番なのですが、それでも存在するんです。
この写真だと、左側が前で右側が後ろになりますが、前には灰色のスポンジ、後ろには水色のスポンジが貼られています。このスポンジが路面と接触することで、ブレーキになり、スピードを調節することができるというわけです。
その接触ですが、このような仕組みになります。
上の図はミニ四駆の模式図のつもりです。実際にはこの他に、コーナーをスムーズに回るためのローラーがつくバンパーなどもあるのですが、面倒なので割愛しますw
ノーマルな状態だとこんな状態なんですが、そこにグレードアップパーツとして売られている『FRPリヤブレーキステーセット』なんてのをとりつけると、シャーシの底面を延長することができます。
この黒い板がリヤブレーキステーです。リヤとありますが、フロントにつけることもできます。その辺は自由ですからねw
そして、この延長したブレーキステーにブレーキ用のスポンジを貼りつけるわけです。
さて、この状態だとスポンジと路面は接触しませんから、当然ブレーキはかかりません。マシンはモーターからの推進力そのままに前進をすることになります。
では、ブレーキがかかるのはいったいどこか。まぁ、お分かりでしょう。
平地を走っているときは一番右。ブレーキは路面と接触しません。しかし、スロープに差し掛かると、どうでしょう、分かりましたか?
タイヤより前後に張り出したステーのおかげで、ブレーキだけが接触してタイヤが浮く瞬間が作り出されます。この時にブレーキがかかっているんです。
ちなみに、ここでピッタリ止まってしまうということはほとんどありません。慣性の法則が働いてますから、基本的にはブレーキをこすりながら滑っていく形で、再び一番左のようにブレーキが接触しない状態になります。するとマシンは再加速していきます。
ほとんどというのは、まれにこの真ん中の状態で止まってしまうことがあるからです。原因はいろいろありますが、基本的にはブレーキの効かせ過ぎかスピード不足です。
そこで皆さん、このブレーキの種類やつけ方をいろいろ工夫するんですね。つける場所や接触する広さによって、当然ブレーキのかかり方は変わってきます。またブレーキも何種類かあって、それぞれ摩擦力や厚さが異なるので、どの種類のブレーキを、どの厚みでどれくらいつけるかというのが、セッティングの妙になってくるというわけです。
もう少しブレーキをしっかり効かせたいなと思ったら、摩擦力の高いスポンジに交換するのも手ですし、厚めのスポンジに変えて早めに路面と接触させるのも手です。
反対に、ブレーキを弱めたいと思ったらその逆を行ったり、タミヤテープという、表面がある程度ツルツルしたマスキングテープをブレーキの上から貼ったりすることで、その部分は滑りやすくして効き目を調整します。
上の、ひっくり返された私のマシンも、左側の灰色のブレーキにちょっとだけ、赤いタミヤテープがかぶせてあるのですが、ちょっとわかりにくいかな。これによって、ブレーキが効き始めるのをほんの一瞬遅らせています。
・・・ブレーキのことで、だいぶ横道にそれましたが、まぁこれは必要な内容ですから仕方ありません。
では、緩斜面からのジャンプはどうして問題なのか(やっと本題に戻った)。
もう、なんとなく予想はついているでしょうけどw
これ、緩斜面の方が急斜面よりもブレーキが効きにくいんですよね。急斜面なら当たるタイミングも少しだけ早いですし、逆に車輪が浮いた状態になるのは長くなります。その分慣性の法則で進む時間は長くなり、より長い時間、ブレーキが路面とこすれることになるわけです。
つまり、最初が急斜面であれば、しっかり減速してこのダブルバウンシングに進入することができるのですが、緩斜面だと十分に減速させるのが難しいんです。なので、ある程度スピードに乗ったままダブルバウンシングに進入し、思いのほか遠くまで飛んでいき、コースアウトするということになります。
もちろん、猛者の方たちの中には、手前の山でジャンプして、そのまま向こうの山の向こうに着地するなんて方も複数いらっしゃいましたが、これは、よほどマシンの出来が良くないと、バランスを崩してそのままコースアウトしてしまいます。本当に一部の方しか使えない技ですね。
ただこのやり方も、半分以上の方はスピードが乗ってくる後半に吹っ飛んでコースアウトしてましたから、どれが正解なのかは分かりません。中には
「ノーマルモーターで出たら、ワンチャンあるんじゃね?」
なんて話してる方もいらっしゃいました。そう、ミニ四駆はもはや、速いだけでは勝負どころか途中リタイヤで勝負の舞台にも上がれないという世界になっているんですね。
そんなわけで、行ったばかりの時は余計にコースアウトが多く、なかなか衝撃的な状態でありました。
で、ここまでの文字数が2600文字オーバーと、こちらも衝撃的。
時間も遅いですし、続きは明日へと回しましょう。