今日は、こんなグラフ。
先日、降水量と日照時間に関連があるのかなぁと思って調べてみたら、大した結論を得られずに終わりました💦
その時に、シンさんから
こうやってみるとここ2年は5月6月の雨量が多く、7月が少なめ。
そして7月の日照時間が長い。
梅雨明けが早くなったように感じるグラフですね。
というコメント(途中だけ抜粋)をいただきまして。
ところが私は、ここ何年か梅雨に関しては「後ろにずれているんじゃないか」っていう印象を持っていたんですね。
じゃあ、実際のところはどうなんだろうと。
こういう時に頼りになるのは、やっぱりここですねぇw
この気象庁のサイトの中を、つぎのようにたどっていきます。
ホーム > 各種データ資料 > 梅雨入りと梅雨明け(確定値) > 東海
すると、こんな表が出てきて、1951年以降の東海地方の梅雨入りと梅雨明けを知ることができます。
①ここからデータをエクセルにコピペして。
②『ごろ』を置換で消して。
③それぞれの月日は、データとしては『2024/6/26』とかになってるので、そこからMONTH関数とDAY関数で、月と日を引っ張り出して。
④その月に30をかけたものに日を足して。本当は5月と7月は31なんですけど、面倒なので全部30にしちゃいました。で、そのままだと1月1日は31になってしまうので、-30をして。
こんな感じで、1950年以降の梅雨入りと梅雨明けがそれぞれ元日からだいたい何日目になるかを出して、それを折れ線グラフにしてみたのが上のグラフです。
で、実際にグラフにしてみると、けっこうジグザグしていて変化があるような無いようなといった雰囲気。
こういう時はあれかな、近似曲線ってやつを使えばいいのかな。
ということで、折れ線グラフの間に点線の近似曲線をいれてみました。
ところでこの近似曲線、いろんなバリエーションがあるんですね。
とりあえず今回は、上の図とは異なる『多項式近似』というのにしてみました。そうして一応完成させたのが、最初に挙げたグラフの画像。
上に戻るのも面倒なので、もう一度ここに貼っておきましょう。
このグラフ、青い折れ線が梅雨入り、オレンジの折れ線が梅雨明けです。ちなみに梅雨入りと梅雨明けについては、
梅雨は、春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象です。梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。ここに掲載した梅雨入りと梅雨明けの時期は、移り変わりの期間の概ね中日を示しています。
気象庁では、気象予測を基に行う梅雨入りと梅雨明けの速報とは別に、梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過に基づいて梅雨入りと梅雨明けの時期を総合的に検討し確定しています。ここに掲載した梅雨入りと梅雨明けの時期は、検討の結果、統計値として確定したものです。
とのことです。なるほど、速報と統計値として確定させるものと別にあるってことなんですね。とりあえず、資料としてはこれが一番最善といってよいのでしょう。
それで、近似曲線を加えたもので見てみると、梅雨入りは全体的に早くなり、梅雨明けは全体的に遅くなっているような・・・。これ、近似曲線の扱いがよくわかってないので、こういう使い方でいいのかどうか、また詳しい方にご教授頂きたいのですが。
ひとまずこんな使い方でいいのであれば、私が感じていた『梅雨が後ろにずれているんじゃないか』というわけでもなさそうですし、シンさんが書かれていた『梅雨明けが早くなったように感じる』というのも、そうでもなさそう。
問題は、なぜ私やシンさんの『感じ』と数字がずれてるのかってところですね。
これは多分、実感として雨が降った日やその量と、観測上の『梅雨』とのずれがあるんじゃないかと思うのですが、そのあたりをじっくり見ている時間はないので、とりあえず今日は数値のところでおしまいといたしましょうw