From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

奥武蔵駅伝へ ~駅伝出走の前に大事件~

今日もダラダラと過ごしていたらこんな時刻になってしまいました。

というのは、朝から近所を街宣車が走り回っており、いったい何が起こっているのかと調べているうちに、けっこうな時間が経っていました。

どうも、静岡県内で日教組の教研集会が開かれているらしく、その抗議活動でやってきたということです。

なんでも、昨日あたりは、草薙総合運動場周辺がバリケード封鎖されていたとか。

すぐ近くの整備工場にアミティを預けていて、午後から取りに行ったのですが、その手前で折り返して戻ってしまっていたので、全く気づきませんでした。

で、うちの近所にある生涯学習交流館が会場のひとつになっていたのか(そうとしか思えない)、そこへも抗議活動にやって来ていたようです。

とりあえず、互いに主義主張があるのは分かりますが、貴重な休日の朝のまどろみを邪魔されたのはいただけません。抗議活動は、静かに粛々とやっていただきたいものです。

さて、駅伝本番の朝。目覚めたのは狭山PAです。

トラックがたくさんいましたが、比較的離れていたせいかアイドリング音もほとんど聞こえず、静かに寝ることができました。また、圏央道PAなどがあまり多くないせいか、トイレが充実していてお湯も出るようになっており、なかなかポイントの高いPAでした。これからも、あちら方面に出かけた時には利用することがありそうです。
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【過ごしやすかったです】

その狭山PAから、狭山日高ICを経て、西武池袋線東飯能駅の東口に移動。道のりは8kmほどしかなく、20分もかからずに到着することができました。

この駅の西口が手続きの場所になっているので、いつもチームの集合場所にもなっており、今年も行ってみると、出場するチームが大挙集まっていました。特に、高校や大学などの学生チームは、選手以外にも付き添いのメンバーがいるため大所帯で、わがチームのように人数繰りがカツカツで、家族を付き添いに投入しているようなチームから見ると、やはりうらやましいですね。

と言っても、学生のときもカツカツでしたから、状況はあまり変わりませんが。
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【東口はガラーンとしています】

ここで、用意してきた中継後に着るための衣服を渡したり、自分の前のランナーの荷物を受け取ったりして、それぞれの中継所に散っていきます。

私は今回は、一番奥の駅まで移動ということになりました。

駅周辺のトイレはそれほど大きくなく混み合うことがほとんどなので、先に大きい方は済ませておこうと、いったん車に戻って荷物を置いてからコンビニへ。

すっきりとお腹の準備を済ませてから移動することにしました。

で、この移動の電車内で事件は始まっていたわけです・・・。
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【最後尾車両のアリーナ席をゲット(´▽`)】

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【一路向かうは西吾野駅です】

移動のメインの時間とずらして列車に乗ったため、中継点の駅に到着するごとに人が減り、吾野駅を過ぎたところでは車内のボックス席に、パラパラと人がいる状態に。

それはそれでありがたかったのですが、奥に進むと単線になっており、すれ違いのための待ち時間が意外と長くとられてしまいました。

市民マラソンではやりませんが、正式なトラックレースやこうした駅伝大会のときには、出走者がそろっているか、通過予定時刻の30分ほど前までに招集・コールといって、ナンバーカードと出走者の確認を行います。ちょっと、それに間に合うか微妙な時刻に。

そこで、ボックスを1つ占領して、降りる前に出走するときの格好をそろえてしまおうと、ランシャツにナンバーカードをつけたり、ふくらはぎの肉離れ防止のスパッツをつけたりしていたのですが、到着が思いのほか早く、慌てて荷物をかき集めて降車しました。

そこからさらに急いで駅前の坂を下り、招集場所に行くと、なんとか時間には間に合いましたが、他のチームはほとんど招集を済ませていました。危なかった。

あとから下りてくるかみさんと小僧と合流すると、荷物置き場を決めてウォーミングアップへ。駅伝の時のアップは大概、これから自分が走るコースの1km地点までを往復して2kmほどを11~2分かけて走るのが定番になっています。途中、だいたい200mやだいたい500mの地点もチェックします。

こうすると、入りの1kmで走るリズム、歩幅、呼吸などを整えやすいからです。今回は予定ペースが1kmあたり4分15~30秒くらいでしたから、入りの200mは50秒くらい、500mは2分10秒くらいだとちょうどいいかなと考えておきます。それより速いペースで呼吸も上がり気味だったらペースを下げるべきだし、思いのほか呼吸が楽だったらそのまま行ってしまえばいいといった具合です。

そうしてアップのジョグを終えて荷物置き場に戻り、水分の補給でもしようかなと思った時、あることに気付きました。

「あれ、財布どこだ・・・?」

荷物置き場を見回しても、財布の入っているショルダーポーチが見当たりません。慌てて記憶をたどってみますが、電車に乗るときにはそこにアミティの鍵をつけたから、持っていました。電車から降りる時・・・持っていなかったかも。

多分、出走準備をしていて慌てて下車した時に、座席に置きっぱなしにしたのでしょう。

さっきまでアップで上げ気味にしていた心拍数が、この日一番の激上がりをしたのが自分でもわかりました。こりゃまずい。

とりあえず駅に行き、事情説明。駅員さんが落し物の検索システムにかけてみてくれますが、結果はなし。ただ、
「拾っていても、忙しくて登録が遅れたりすることも多いから、また後で聞いてみてください」
と言ってくださったので、そこで発見されるのを祈って再び中継所へ。落ち着かないまま、体操、ストレッチを済ませると、既に先頭グループのチームが中継し始めていました。

自分の中継所まで、スタートからおよそ19kmあります。スタートは9時なので、平均3分30秒を切るペースでタスキがつながって来れば、66~7分、だいたい10時6~7分あたりに中継という目処を立てて中継所に移動します。

ところが、予定の時刻を過ぎてもなかなかナンバーカードが呼ばれません。実は、1区のランナーにトラブルが発生していて、いつもよりかなり時間がかかってしまっていたのです。

結局、予定していたのより10分ほどオーバーしてタスキ渡し。4.5kmの下り区間を走りだします。

と言っても、最近はほとんど練習皆無の状態。無理は禁物です。多くのランナーに抜かれましたが、むきになっても仕方がありません。こればかりは積み重ねの有無がモノを言います。本来なら、この場を走っていることすらおこがましい練習量ですから、なんの抵抗もなく、とにかく淡々と歩を進めていきます。

ちなみにこの時、駅にあった温度計は2℃。向かい風が若干強く、コンディションはなかなか厳しかったですが、タイムは
1km 4分12秒
2km 4分19秒
3km 4分14秒
4km 4分21秒
と推移し、4.5kmは19分42秒で走ることができました。まあ、ほぼ現状の力通りでしょう。予定タイムと走力がほぼ一致していたところを見ると、走る感覚はまだ鈍っていないようです。

しかし、ここでもうひとつトラブルが。

中継点にいるはずの仲間が、どこにも見当たりません。中継点周りをウロウロ探し回りましたが、荷物置き場らしき場所も皆無。走る格好のままなので、動いていないと体温がどんどん下がってしまいます。ダウンのジョグも兼ねつつ動き回りましたが、10分以上探しても会えず。

どうしたものかと考えて思い出したのが、今回のこの中継点、前のランナーの中継点と場所が200mほど離れていて、最初に中継するのはそちらの方でだから、荷物置き場は離れた方に設定している可能性があります。以前出場した時にはその区間での出走だったので思い出しました。どうにかいてくれと祈って移動すると、控え所として開放してくださっているお寺の境内で、ついに付き添いをしてくださっている、先輩の奥様を発見。ほどなくして、走っていく私を見て追いかけてきたらしく、私の着替えを持った仲間も到着。どうにか低体温症を免れました。

急いで着替えると、
「実は大事件が・・・」
と、財布の話をし、とにかく駅に行って状況確認をしたいということで、駅へ移動。駅員室に声をかけて調べてみると、
「お名前は?」
「○○です。」
「○○▲▲さん?」
と、名字しか名乗っていないのに、名前を言われたところで、ほっと胸をなでおろしました。どうやら、終点の西武秩父駅で確保してくださっているとのこと。

「どうしますか?」
と聞かれたので、
「今日、秩父の方に行く用事があるので、そのまま預かっていてくだされば、あとで取りに行きます。」
と伝え、ひとまず東飯能へもどる列車に乗り込みました。

こんな安堵感ってないなーと思いながらの車内でした。

というわけで、長くなりました。続きはまた明日です。