昨日の記事の後、チャーハン動画が気になってしまいまして。いくつか眺めてしまいましたw
油の量はお店によってそれぞれですが、やはり今まで自分がやっていたのと比べるとどれも多め。その中で、こちらの動画もなべ底に油だまりができる程度の量を使っていました。33秒あたりです。
そしてどの動画も、卵を入れてからご飯を投入するまでが速い。5秒くらいじゃないでしょうか。その狙いはおそらく昨日書いた『内側は固まるまで少し時間がかかり、その間にご飯を投入してご飯と卵を絡ませるようです』のと同じで、上の動画でも『卵に火が通りきる前にご飯と混ぜ合わせる』と出ていました。
そういえば以前かみさんがネットで見つけた記事では、『炒める前にご飯と卵を混ぜ合わせておく』なんてのもありまして、それも卵でご飯をコーティングするのが目的だったんですが、実際にやってみると、いまひとつうまくいかなかったんですよね。
恐らく原因は油の量と、道具だったんじゃないかなと思います。
特に、道具はやっぱり中華鍋がいいと思います。中華鍋って丸みがあるのが特徴なんですけど、あの形状が、食材を宙に舞わせるのにいいんですよね。
例えば、具材を鍋の真ん中に位置させたまま、鍋を素早く手前に引いたとします。イメージとしては、食器とかをテーブルの上に置いたまま、テーブルクロスだけサッと抜き取りようなイメージ。
これがフライパンのように底が平らな形状だと、フライパン上で見たら具材が水平移動だけしてフライパンの縁の壁にぶち当たっておしまいになります。
ところが、中華鍋のように底が丸い形状だと、中華鍋上で見たら具材が移動しながら鍋の斜面を昇るように動き、上へのベクトルが働きます。
この動きを素早く行い、さらに鍋をしゃくるような動きを連動させることで、まさに中華のイメージともいえる、宙を舞う具材という状況が生み出されるのだと思います。
実際には、上の図よりフライパンの縁も滑らかなものが多いので、ある程度は中華鍋のような具材の動きをするところもありますが、それでも、中華鍋の丸みに比べると、フライパンの方が急に角度が変わる感じになります。
中華鍋は極端な話、鍋に上下動の動きを加えず水平移動だけでもある程度、具材を上昇させることができますから、やはり炒め物には有利だと思います。最近は炒め物用のフライパンなんてのも売られてますが、形状的にはやはり中華鍋に近くなってますもんね。
ただ、中華鍋にもちょっと弱点があって。
底が丸いという形状は、置き場所に困るんですよ。安定しないので。家庭用のガスコンロの五徳だと、バランスを考えないと鍋ごと転倒なんてことにもなりかねません。まぁ、それほどシビアなバランスは求められませんが、底が平らなフライパンに比べると、安定性にはやはり欠けます。
基本的に、炒め物で使うことが多いので、鍋をふり始めたらあまり手から離す機会というのも少ないですから、すごく困るというわけでもないんですけどね。でも、つかっていると時々、中華料理屋みたいな丸い五徳がほしくなります。
あとは、調理の特性上、どうしても周りに具材や油が飛びますw プロの方たちはさすがに少ないですが、やはり多少は飛んでますね。上の専門学校の先生のやつは飛んでなかったみたいですけど。すごいです。私のような素人が真似してやってると、ちょいちょいOBが発生しますw
とはいえ、オールマイティに使うことができる中華鍋。これからも時々登場してもらおうと思いますw
というわけで、前置きに書こうと思っていたネタで1500文字を超えてしまいましたので、今日はこんなところでおしまいにいたしますw