From Shizuoka to everywhere(^^)/

A to Z社のキャンピングカー『アミティ』の購入をきっかけに始めたYahoo!ブログの閉鎖に伴い、はてなに引っ越してきました。我が家のお出かけを中心に徒然と記事を書いています。我が家は私・かみさん・小僧という家族構成です。それぞれの趣味趣向が表れると思いますが、主に私・かみさん:キャンプ・スキー・山登り・自転車・旅行 私のみ:マラソン 小僧:鉄道 という方向性になっております。お付き合いいただければ幸いです。 ブログ名にあるように、静岡在住です。

北陸乗り鉄ラストチャレンジへ ~サンダーバード乗車編(後半)~

明日はついに小僧の卒業式です。

くどいようですが、サンダーバード敦賀和倉温泉卒業と時を同じくしてということで、どちらも忘れられない出来事になりそうw

また、そこに北陸の震災も重なりまして、将来振り返った時に、この3つは同時に話題に上がりそうです。

そう、自分でも忘れかけてましたが、元々の予定では、お正月に和倉温泉に宿泊するつもりで宿も予約をとっていたんですよね。それが地震でだめになり、それを補完する形で行ったのがこの乗り鉄旅でした。しかし、いろいろな意味で行けてよかったなぁと思っています。

さて、そんなサンダーバード能登半島地震が今日の話題。

昨日は敦賀まででしたが、本日は終点の和倉温泉まで進みましょう。

初めての車両に乗った時は、たいてい、先頭車両から最後尾までを練り歩きに行きます。今回も例外ではなく、乗車した2号車からまずは1号車、そこから最後尾まで練り歩いてきましたw その中から厳選した4枚をご紹介w

【1号車はグリーン車です】

グリーン車は2列ー1列という座席配置になっています。写真をよく見てみたら、右側の1列のところで、撮影されてる方がいらっしゃいますね。1人で座れますから、こうした作業もやりやすくて良さそうw でも、隣の席がないってなんとなく違和感もありそうなw

【この表示はまだこれからも見られるんだな】

別の表示をとっておくべきでした💦 真のテツの方たちは、そういうのも逃さず撮ってるんでしょうねぇ。

【普通車はこんな感じ】

こちらはまぁ普通といえば普通の座席です。と言っても、座り心地やテーブルの大きさなどは、新幹線と比べてもさほどひけをとるわけではありません。

さぁそして、一番特徴的だったのはここ。

【列車の中なのに、なぜかくねくねしている】

なぜこんな状態なのかというと、サンダーバードは前後で車両の形が異なっており、片方は前面が尖った形になっていますが、もう片方は平面になっています。そして、その平面になっている同士で連結をすることで、多客に対応するようになっています。そういえば昨日、それぞれの写真を載せてありましたね。

【左:平面の貫通型 右:尖った非貫通型】

この、左側の写真の内部が、実は真っすぐの通路ではなく上の写真のように曲がった通路になっているんです。恐らく、上に運転席があるため、運転席を避けて通路を設置しているのでしょう。

さて、車内を堪能したらお昼になりましたので、新大阪駅で入手した駅弁を取り出しました。今回は3人そろってかにめし。ってこれ、去年のGW北陸キャラバンで同じものを食べてました。

うん、でもこれ、リピートありありです。前回もおいしかったと書いてますが、今回も満足いきましたw

以下、写真は10か月前とほぼ同じですが、改めましてw

【前回よりも明るい光の中で撮れています】

【スプーンと海苔がついてるのも同じ】

カニとご飯というシンプルイズベストな組み合わせ】

【そこに海苔を載せて、いただきます】

こういうお弁当って、カニはのってるけれどお慰み程度で、おいおいずいぶん見本と違うじゃないかってことが多いんですが、このかにめしはカニの身がしっかりのっていて、ホント満足度が高いです。朝に続いて昼も、チビリチビリと食べて堪能しましたw

気が付くと、すぐそばに北陸新幹線の高架が見えていて、福井が近づいてきました。

【今はもう、あの上を新幹線が行き来してるんですね】

【12時35分福井】

【さらにこんな風景の中を走って】

【12時46分芦原温泉

【12時56分加賀温泉

【13時22分金沢】

というわけで、越前たけふ以外は、北陸新幹線が停まる駅と同じ駅に停車しました。北陸新幹線はこの区間敦賀~金沢)を59分(サンダーバードと同様、各駅に停まる場合)かけて走りますが、サンダーバードは1時間24分。

感覚的には、静岡から名古屋に行くときに、ひかりなら55分くらい、こだまなら1時間25分くらいってのと同じですね。そのままサンダーバードがあってもいいのになぁ。

さて、金沢ではサンダーバードの車両切り離しがあります。

【もちろん見に行きます】

【なぜか人気の切り離し】

【さて、戻るぞ】

ここまでは9両編成でやってきたサンダーバードでしたが、ここからは6両編成となって和倉温泉へと向かいます。

そして、ここからが能登半島ということになり、金沢までの車窓ではほとんど見られなかった自身の傷跡が、ここからはポツポツと見られるようになります。

【ビニールシートが目立つようになります】

斜面が崩れたのか、その前のお宅も、今は人が住んでいないようでした。

【こちらの神社は無事だったんですね】

石造りの鳥居は、今では安全上作ることができないそうです。ですから、石造りの鳥居は貴重な存在ということになりますね。

それにしてもこの辺り、屋根が黒光りしていて、特徴的な瓦でした。

【この辺りも屋根の瓦は同じ感じ】

【横を走るのは国道でした】

この国道は159号線で、ちょうどのと里山海道へと続くあたりでした。このあたりは、アミティでの初めてのキャラバンで走ったところです。

まだブログを始めて1か月くらいのことですね。7年半前ですから、小僧は小学校に上がる前でした。

【この地名も、そのキャラバンで初めて読めるようになりました】

そしてこの辺りから、建物が倒壊しているのが目に入るようになります。

【建物が横倒しに倒れています】

【この辺りは屋根のビニールシートが多く見られました】

七尾駅まで来ました】

【時折舞う雪が、この辺りではさらに強くなっていました】

【なんと言ったらいいか・・・】

【ここもブルーシートが目立ちます】

【この辺りも、建物は無事ですが、屋根がやられているようです】

こうして、羽咋の辺りからは、まさにここが被災地なのだという光景を目の当たりにしながら、和倉温泉へと到着しました。

地震がなければ、2か月前にここに降り立ち、駅からはタクシーで旅館に向かったのでしょう。

街は何事もなかったかのように我々のような旅行者を受け入れ、家族旅行のひと時を支えてくれたはずです。

それが、あの地震で、まったく異なる気持ちでここにやってくることとなりました。そこに行くことが復興につながるとは言いますが、実際に行ってみるとやはり、何ができるわけではないということを痛感しました。

とは言え、何もしないのともまた違うはず、と思いながら、金沢へ引き返すまでの時間を過ごしました。

【ここまで来ても、ほとんどの人は再び折り返すしかありません】

その待ち時間の間に、駅近辺を歩いてみたのは、既に報告済みです。

その続きは、また明日です。本日はこんなところで。