「武豊線に乗ろう」
という、あまりにマニアックな小僧のリクエストにより、愛知県の知多半島に行ってきました。
某有名騎手と漢字表記が同じなので、その筋では有名な路線ですが、さすがに乗ったことがあるという話を聞くことは皆無で、もちろん我々も初めて。
しかし、行ってみたら、沿線にある武豊や半田という街は非常に魅力的でして、これ、売り出し方によっては、もっと人がやってきてもおかしくないよなとかみさんと話しながら、てくてく歩いてきました。
武豊は醤油などの醸造蔵が立ち並んでいる地域がありまして、黒塀の迫る路地と、蔵の中に大きな樽が並ぶのをいたるところで見ることができました。
半田はミツカンの本社があるところで、ミツカンのミュージアムは当日予約で入場しましたが、いろいろと見ごたえがあって、30分の予定のところを1時間もかけて楽しく見学させてもらいました。また、ここは新見南吉の故郷なので、足を延ばせば『ごんぎつね』の世界へと行くこともできます。
今回はそれほど時間が取れなかったので回り切れなかったところもあり、ぜひ再訪したいところです。
おまけですが、知多に行ってみて驚いたことに、ミツカンの当主である中埜家は盛田家という一族から養子を迎えて現在に続いているのですが、この盛田家は今でも盛田株式会社として清酒「ねのひ」を製造しているだけでなく、一族からは敷島製パンとソニーの創業者が出ていることが分かりました。知多の盛田一族、すげーな。