さて、本日の身延の桜はこちら。
ここまで上がってきた道を外れて、日蓮上人の御廟所へと向かうルートの途中にあります。ここまで来たのなら御廟所にお参りするべきだったかもしれませんが、今回はここで別方向に進んでしまいました。
さて、ロングライドは終了しましたが、そもそもこの瀬戸内ロングライドのふり返りを始めたのは、尾道で食べたお好み焼きのことを思い出したからでしたので、それを取り上げないわけにはいきません。で、ついでに尾道の街の風景も上げていこうというわけで、お好み焼きを食べることになった夕食のために、尾道の街へと繰り出しました。
ホテルはご紹介した通り山の上にありましたので、夜の坂道を歩いて麓の商店街へと行きました。
ところがこの商店街、20時ごろにはこんな状態に。
今思うと、昼間のお客さんを相手にするお店が多いので、ほとんどのお店が閉店していても無理はありません。しかしこの時は焦りました。まさかの夕飯抜きか・・・
尾道のアーケード街はとても長く、約1kmほどあります。しかし、そこにあるお店のほとんどがこの時は店じまいを済ませていました。こりゃ健全な街だわ・・・地元の静岡市には『両替町』というプチ歌舞伎町的なところがあるので、日付が変わっても遊び歩くことができるのですが、尾道ではそんな場所はほとんどなさそうです。
で、その商店街を抜けてしまうまで歩くと、ようやくこの時間帯でも少し明るい看板が見られる地域がありまして、そちらでひとつだけお好み焼きが食べられそうなお店を見つけました。
ところがこのお店、ガラガラっと引き戸を開けて入ったところ、お店には誰もいません。お客もいなければお店の方もいない・・・。「すいませーん」と声をかけてもなかなか反応はなく・・・「こりゃハズレだったか?」と思ったところで、奥からおばあちゃんが現れました。
で、そのおばあちゃんが、柱につかまりながら土間に下りてらっしゃったので、正直「大丈夫かな」と思いつつお好み焼きを注文したのですが、作り始めたらこれがまた素晴らしい手さばき。背も心なしかシャキッと伸びてらっしゃいました。
完成したお好み焼きは味もよく、大満足。広島の街ではありませんが、本場のお好み焼きと言っていいでしょうかね。これが、唯一の広島のお好み焼き体験であります。最初はどうなることかと思いましたが、おばあちゃんの素晴らしい手さばきが最も印象に残っています。今も元気にしてらっしゃるでしょうか。10年前のことになります。
とまあ、このお好み焼きのことを取り上げるために、ここまで長々と続いてまいりました。まだ続きますが。
翌朝は目覚めたらホテルで朝食をいただきました。
こちらのホテルはアジアンテイストな見た目とレストランが人気のようですが、朝食を頼んだらかなり和風なセットが出てきました。ある意味ひと安心w
ホテルの部屋はちょっと古めかしい感じでした。最近の口コミなどを見てもあまり変わってないようですが、接客やレストランの様子は評価が高いですね。
現時点で、今年のGWど真ん中の5/3に朝食付きの予約をとっても、安い方だと7000円台ですからコスパは非常に高いと言えましょう。
尾道の街を見下ろす高台にありますから、部屋からの眺めは折り紙付きです。
さて、ここからいったん自転車で下って駐輪場に自転車を停めたら、この日は尾道散策へと出かけました。街の広さは、自転車で回るには少々狭く、歩いて回るのがぴったりです。
で、再び坂を上がって高台へ。
千光寺公園は尾道のシンボルともいえるそうです。さくらの名所100選にも選ばれているので、今の時期は素晴らしい景観が拝めるでしょう。
ここで気になったのがこちら。
こういうのが似合う街なんですね、尾道って。文化的な香りが漂って素敵です。
最後の看板、「脱糞」と書いて「うんこ」と読ませるところがなぜか琴線に触れw
こんな終わり方で申し訳ありませんが、続きはまた明日です。