かみさんがコロナになりまして、小僧もいわゆる濃厚接触者ということで、実家に行かせることもできないのですが、そんな中で弁当の日があったり引き渡し訓練があったりと、なかなか忙しいです。
弁当は、昨日書いた内容でいいか聞いたところ「それでいい」とのことだったので、材料を買ってきて、簡単なもの(レンチンで済むものなど)は一緒に作ることにしました。今日のうちにある程度の下ごしらえなどは済ませておこうと思うのですが、問題は引き渡し訓練ですね。
別に行かなくてもどうにかなるようではあるんですが、どうやら親が迎えに来ない子は最後まで残っていて、時間になった時点でさようならとなるらしく。
だったら早々に迎えに行ってやったほうがいいなとも思うのですが、仕事との兼ね合いが問題です。うまく抜けられる状況だといいんだけど。今まではじいじ・ばあばにお願いしていたのですが、今回はその手が使えないというのが難しいところです。
ちょっと仕事の調整が必要です。どうにかなるといいんですが。
さて、洞爺湖でのお洗濯を終えてその帰り、道の駅に寄ってみました。
『道の駅 そうべつ情報館i』です。
公式情報は少ないですね。公式サイトっぽいところも、更新は止まっているようです。農産物直売所サムズさんのFacebookは生きてるみたいw
昨夏の糸魚川以来、ジオパークに興味津々なんですが、今回は下調べが足りず、この辺りがジオパークだってことは知らずに来てしまいました。でもまぁ、知ってても今回はじっくり回る時間はなかったかな。
いずれ、北海道のジオパークを巡る旅なんてのもありかもしれません。中でもこの洞爺湖有珠山ジオパークと、様似町のアポイ岳ジオパークは日本ジオパークであるだけでなく、ユネスコ世界ジオパークにも認定されているんだそうで。
どちらも苫小牧から120km前後のところにあるので、1時間半~2時間くらいですかね。苫小牧到着から直行すれば23時ごろまでに到着できるので、翌日の朝から楽しめそうです。
建物の中に入ると、地場産品がずらっと並んでいます。これも、道の駅ではよく見る風景。こちらでは、果物ならリンゴやブドウ、作物は行者ニンニクや昆布や漬物、その他にやっぱりジンギスカンなどが多いようです。



そんな中で当然目が吸い寄せられるのはこちらのコーナー。


実は、コインランドリーに行った時に、このビールの幟を見たんですよ。で、どこかで売ってないかなぁって言ってたら、見事に道の駅で売ってましてね。もちろんしこたま買い込んでました。かみさんがw
で、こちらの道の駅は食堂はないんですが、喫茶コーナーはありまして。車中泊をするなら、車で3分くらいのところにセイコーマートがあるので、そちらで食料を入手するのもありですね。お風呂もその近くにもあるみたいです。
さて、道の駅は情報紹介の役割もあります。建物の半分は休憩所もかねて情報コーナーになっていました。その奥にはトイレ。とてもきれいです。
ジオパーク絡みということで、2階には各種パネルや資料で火山や災害に対する減災を学ぶことができる「火山防災学び館」がありました。緊急時には災害対策本部として機能できるように設計されているそうです。
そういえば、2000年でしたかね。有珠山が大噴火したのは記憶に新しいです。ちょうどその時に、苫小牧の友人が伊達に赴任したばかりでして、「仕事だーと思って赴任したら、噴火で大騒ぎで仕事どころじゃない」と電話してきたのを今でも覚えています。
当時はまだデジタル放送じゃなかったですし、この頃買ったデジカメがやっと120万画素とかでしたから、こうしたフィルムのパネル写真ってのは唯一その時の迫力を伝えられるものって感じがします。
それにしても、こんなに街のすぐ近くで噴火が起きていたとは・・・💦
そして、ここがジオパークたるもう一つの構成要素が、昭和新山ですよね。
ミマツダイヤグラムは、世界で唯一の火山誕生の記録として大きな評価を受けているそうです。ちなみに、作成した三松正夫さんは、後に昭和新山を購入、自然保護に当たったとか。
そういえばブラタモリでも昭和新山が扱われてましたが、前述の通り昭和新山って私有地なんですよね。タモリさんは、三松正夫さんの義理の息子さんに中を案内されてました。


さて、道の駅の見物も終えて、大家さんの旦那さん(面倒なので、この後はODとしましょう)の実家に戻りました。当初は道の駅で車中泊する予定だったのもあって、下見もかねて見物してたんですが、「いいよいいよ、遠いし。うちの前で泊まっちゃえばいいじゃん」とODのご両親。せっかくですからご厚意に甘えることにしました。
で、甘えるとなると図々しく、「電源ひいていいっすか」なんて。
外には水道もありますし、起きている間はトイレも貸していただけるし、電源は引いちゃうし。
あれ?ここってRVパークだった?
いや、本当に感謝にたえません。ホントはお礼に何か送らなきゃと思ってるんですが、コロナで頓挫しております。治ったらお礼を選びに行かないと。
そしてさらに申し訳ないことに、次々とジンギスカンの準備が進んでいきます。いつもは炭おこしから焼き方までやっておりますが、ここはホストにお任せしてただただ「うまい!」と。煉獄さんか。


最初は、あの帽子みたいなジンギスカン鍋を用意してたんですが、こちらの方が美味しく食べられるとのことで、鍋は隅に追いやられてました。
でも、この網焼きがマジでうまい。肉もうまいし、野菜もうまいし、自家製のお米でにぎられたおむすびがまたうまい。うまい!うまい!って、煉獄さんが降臨するのも無理はありません。
しかもこのロケーションですよ。
道具はいつも通りなんですが、場所がいつものところから1100km離れたところというのが、なんとも言えませんw
見にくいですが、左側の奥には昭和新山と有珠山が見えてるんですよ。そこに夕日、そしてうまい飯。
そりゃ、静岡に戻ってきてから実家の親に「どこが楽しかった?」と聞かれた小僧が「壮瞥!」って答えるわけです。今こうして見返してみても、素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。ホント、人との縁のありがたさをふつふつと感じます。
で、写真はここまで。宴はこのあとも続き、日が落ちて暗くなってからは、家のリビングに移動して、子供たちが眠くなるまでしゃべり倒したのでした。
そして翌朝。この夜は、この旅の間唯一のまとまった雨が降りましたが、朝には上がっていました。6時半ごろに目を覚まして、ちょっと散歩がてら道の駅のトイレを借りに行ってきました。
ちょっと調べると、こちらの道の駅は珍しく『車中泊お断り』を打ち出しているようで。でも休憩は可ということで、車中泊と休憩(仮眠)の線引きはどこ?って、いつも思うんですが、まぁそこを突っつくのは藪蛇ですからw
というわけで、結局は実質車中泊の方がいらっしゃるわけですが、ここにいた皆さんはとても慎ましく、アイドリングも無ければ、もちろんテーブルやイスを出すなんてこともありませんでした。そこを勘違いする方々がいると、とばっちりがあるんですよね。車中泊、ですから、車中で全て収めるのが当たり前なんですけどね。物も音も。
あとはやっぱり節度が大切です。道の駅がオープンしたら、一宿一飯の恩義を果たしてなるべく早く場所を空けたいですね。車中泊じゃなくて車中連泊になりませんように。
残念ながら稚内には勘違いされてる方がいらっしゃったんですよねぇ。
気を取り直して。
この日は目指せ稚内の日です。行けるかどうかはその時次第ですが、行けるものなら行ってしまいたいところ。
なので、楽しくお世話になったODの実家ですが、8時過ぎには出発することにしました。そしたら、「これ、持ってきな」とおむすびの差し入れが。どれほど言葉で言っても感謝しきれません。
というわけで、後ろ髪を引かれつつ出発。今度はもっとお土産をたくさん抱えてお邪魔したいと思いますw
さて、既にお知らせしてますが、この日はここから稚内まで433kmの長丁場となりました。続きはまた明日です。