いやぁ、詐欺に遭いましたよ。来る来る詐欺。
台風上陸だわ、備えなきゃって思ってたら、上陸前に熱帯低気圧になるみたいですし、東海地方は最大250mmの雨が・・・と聞いてたら、朝起きてから結局、ほとんど雨降らないし、その分の雨が千葉の方に行ってしまったみたいだし・・・
あとは、昨日のエントリーで『明日は台風のおかげ(?)で2日連続の30℃未満予報ですが、』なんて書いたのに、結局最高気温は31.3℃まで上がったみたいです。ただ、湿度が低かったので、そこまで暑さは感じませんでしたが。
もちろん、来ないにこしたことはないのですが、家でも職場でもちょっとした騒ぎではありましたからね。
しかし、予想を見るとどこも軒並み外れというか、特に進路はメチャクチャ。朝確認したときには、台風との距離は280kmで、最接近時10km(20時頃)だったんですが、夕方になって確認したら台風との距離は220kmで、最接近時150km(21時頃)ってなってました。11時間で60kmしか動いてないのかいと。
それに伴って進路予想も難しくなっているようで、いつもはある程度揃ってくる予測モデルもバラバラです。
こんな台風も珍しいなと。しかし、こちらへの直撃がなかった分、関東の方に被害が出ているようなので、なんとも複雑な気分です。1時間に100mm以上の雨が降っている地域もあるとのことで、大きな被害が無いといいのですが。
さて、稚内の長い1日も今日で最後です。稚内港北防波堤ドームから駐車場に戻り、かみさんはもう一度お土産を見に行くということで稚内駅へ。私と小僧は、目をつけていたある場所へと向かいました。
はい、ここは『国際元気堂』さん。日本最北の模型屋さんですw
ただ最北というだけではありません。地下にある店舗には、所狭しと数々の模型やパーツなどが置かれており、小僧と私はちょっと興奮w
プラモデルは、戦車や戦艦、飛行機に加え、ロボット、フィギュア系など多岐にわたるラインナップが勢ぞろいしていました。
そして気になるミニ四駆ですが、店内の一角をしっかりと占めており、本体はもちろん、パーツもたくさん並べられていました。
さすがに、頻繁に売れているわけではないのか、並べられているパーツの中には、地元では見たことがないようなものがまだいくつか残っており、「これは掘り出し物だよ」と小僧は鼻息も荒くw
私も初めて見たパーツがいくつかありましたので、せっかくだからと数点購入しちゃいましたw
他のお客さんもいらしてましたが、その方が話を終えてお店を出て行かれ、私たちだけになったところで、店主さんに店内の写真を撮ってよいか確認。その後、先ほどのレアものを購入しながら、静岡から来たことなど話をさせていただきました。
模型業界の方にとってはやはり「静岡」ってちょっと特別な感じがあって、いろいろなメーカーの話や、ホビーショーに来られたなんて話もしましたし、さらにこんな話も聞かせていただきました。
静岡では毎年おでん祭りが開かれてまして、今年の春先にもその記事をアップしてましたが。
なんと、元気堂のご主人、商店街の方から頼まれて、以前そのおでん祭りに、『わっかないおでん』のお店を出店されたことがあるらしいんです。上の写真は、その時のものだとかw
模型だけでなく、おでんの話でもすっかり盛り上がってしまい、結局お店には40分近くも滞在してしまいましたw
また静岡に行きたいなぁとおっしゃっていたので、ぜひおいでくださいとw ホビーショー出会えたらうれしいですねw
で、そうやってずいぶん時間が経ってしまったので、かみさんはお土産のお店から帰ってきてしばらく待たなければいけなかったそうで、若干ご立腹。急いで次の目的地?である、お風呂に向かいました。
一昨日紹介した副港市場のお風呂に行ったらどうかという話もあったのですが、私は反対側にあるお風呂に行きたいと主張。なぜかというと。
副港市場よりもそちらの温泉の方が北にあり、日本最北の温泉だったから。
というわけで、ノシャップ岬を再び通過して、稚内の丘陵を挟んで市街地とは反対側にある温泉へと向かいました。その途中。
ここまで来て、ついにシカの群れに遭遇しました。幸い、急に道路に飛び出てきたわけではないので、落ち着いてお見送り。
さらに、キツネとも遭遇。キツネは前の晩にオロロンラインでも見かけてましたが、ここのキツネはどこからか入手したビニール袋を加えて、すたこらと草の中に消えていきました。
さて、いったん温泉施設へと着いたのですが、ちょうど夕暮れ時。となると、夕陽の写真も撮りたいし、シカも撮りたいし、利尻富士も撮れるんじゃね?と思い、車を停めたらカメラを手に海側へとダッシュ。
風景としては、この旅でも強く印象に残ったものになりました。
満足して戻ったら、温泉です。
中のお風呂については公式サイトをごらんください。ここも、トロツル系のお湯でして、北海道のお風呂はホント、どこに行っても満足度が高かったです。
で、こちらで夕食が食べられればよかったのですが、食事系の営業はやめてしまったそうなので、お風呂を楽しんだら再び稚内駅の駐車場に戻り、今度は夕飯を食べに出かけることになりました。時計は19時半を回ったところ。
ところがここで誤算が。
最初、かみさんがタコしゃぶが食べたいと言うので、ちょうど国際元気堂さんから戻る途中にあった『米風亭』というお店に幟が立っていたなと思い、そちらに向かいました。Googleマップで見ると17~23時の営業だったので、ちょうどよいと思ったんですけどねぇ。
お店に行ってみると、どうしたことか、既に営業を終了していて店内も暗い感じ。
じゃあ、こっちはどうだと、Googleマップで『タコしゃぶ』を検索しながら『蝦夷の里』に行ったのですが、こちらはお店自体がお休み。
じゃあ次、と『竹ちゃん (Takechan)』に行ったら、お店はやってるんですが満席で入れず。次の『車屋 源氏』も満席。その先の『網元』はこれまたお休み。ことごとく振られまくりました。
そこで、もう一つの稚内名物らしい『チャーメン』に狙いを変えたところ、すぐそばの『広宣』がヒット。しかし店の前は行列ができています。
とりあえずかみさんに並んでもらって、400mほど離れた『ラーメン 大王本店』を偵察に行ったのですが、行ってみたらこちらもお店の中は真っ暗・・・。さらにすぐそばの『よしおか』は明かりがついていたので、お店の中に声を掛けたら、こちらも満席で、今日はもう入れないとの返事。
結局、『広宣』に並んで待つことにしました。
20時を回っても待ち続けましたが、お店の方が、とりあえず待ってる人は入れるようにするよと言ってくださったので、ありがたくガマンw 30分ほど待って、ようやく夕食の席にたどり着くことができました。
チャーメンは、あんかけ焼きそばとそっくりなのですが、麺が異なりまして、蒸した中華麺ではなく茹でた中華麺を使う、「あんかけ焼きラーメン」になるんだそうです。
これ、なかなか癖になる味です。おいしかったw
危うく夕食難民になるところを救ってくださった『広宣』さんには、ホント感謝です。どうやらこの日はお盆の真っただ中ということで、いつになくお客さんが多く、どのお店も完売だったり満席だったようです。『広宣』さんも、ご飯はすべて出てしまって、ご飯ものはできませんとおっしゃってました。
キャンピングカーに乗っていると、日にちとか曜日の感覚がなくなるので、うっかりしてましたね。これなら副港市場のお風呂に行って、そこの食事処に行けばよかったかなとも思いましたが、町から近いですから人が集まりやすく、結果は同じだったかもしれません。
長い1日。終盤は、車に戻っての二次会。
22時を回ったところで、歯磨きをしに駅のトイレへ。
朝6時から始まった、鉄分補給と稚内ですごす1日。こうして振り返ってみても、充実感たっぷりの1日でした。
稚内も、ここだけで何日も楽しめそうな場所だったなと思います。キャンプ場もあるし、記念塔にも行ってみたいし、副港市場の中の樺太記念館なんかも気になります。
また来年行けるかなぁ・・・と思いつつ、本日はこんなところで。