起きてスマホを眺めていたら、野田知佑さんが亡くなったというお知らせが入っていました。
著書を買ったとか、そこまでのファンというわけではありませんが、モンベルから季節ごとに届く会報誌『OUTWARD』にエッセイを連載されていて、その内容をいつも楽しみにしていました。
ちょうど手元にあった〈Winter 221 No.93〉を開いてみると、日和佐川という川の初冬の様子、以前訪れたニュージーランドやユーコン川のことが書かれていました。そしてその最後にはこんな言葉が。
劇作家バーナード・ショーのいうように、年を取ったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年を取るのだ。
いやまさにそうありたいものだと常々思っております。職場の先輩で、もうすでに退職された方ですが、70歳を超えた今でもキャンピングカーで全国を走り、乗用の模型電車を楽しんでいる方がおりまして、本当にいつお会いしても若々しいんですよね。
野田知佑さんも、ずっと川の傍で過ごしたんですね。亡くなったのが徳島の病院と聞いて、あぁそうなんだと思いました。野田さんが開催していた『川の学校』は徳島県の吉野川で開催されていましたから。最後まで清流を愛されていたんだなと思いました。
さて、我が家の桜行脚も続けることそろそろ20年。あと30年は続けたいなぁと思いますが、どうかな。最近のパターンは、河津桜→身延の桜→地元の桜に落ち着いています。うまいこと、間が空くんですね。その第2弾、身延の桜は、こここそが目玉だろうと思っている西谷の桜へと進みました。
ちなみに西谷はこの辺りのことを指すのではないかと。
駐車場を過ぎて少し下ったあたりに、八重桜でしょうか、もこもことした花が咲いている一角があります。西谷参道を横切って、その木の下を通りながら西谷に入りました。
歩いていくと、麓坊さんの裏手に出ます。
ちなみにこの麓坊さんもそうなのですが、この辺りの坊?は多くが宿坊を営んでおり、宿泊することもできるそうです。
麓坊さんの前を横切るように進み、ぐるっと回りこむようにして、麓坊さんの前の道に出ます。
麓坊さんを後にして、下り坂を下っていくと、途中の広場のようなところには立派な一本桜が立っています。この桜はしだれているわけではなく、かといって樹高のわりに幹が細いようにも感じられます。なんていう種類なんでしょうね。
北之坊さんは、寺カフェと名付けて、コーヒーを頂くことができます。コーヒーと身延饅頭のセットもあったり。今回は時間がそれほどなかったのでいただきませんでしたが、もう少し早い時間帯に来ていたら、コーヒーを飲みながらほっこりというのもありですね。
そして、北之坊さんの見所は、山門横のこの桜。
こんな感じで、西谷の桜を堪能しました。
ここからは、御廟所のところを通って、門前町へと向かいましょう。
といったところで、続きはまた明日です。